Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【花燃ゆ】

花燃ゆ
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】長州藩は攘夷を決行するため、下関の砲台からアメリカ船に向けて大砲を打ち込み、撤退させた。砲撃の成功に町は沸き、祝杯を上げる玄瑞ら藩兵の拠点に次々と差し入れが届けられた。しかし、出家した高杉はうかぬ顔で、「これで終わるわけがない」と煩悶していた。高杉の予想通り、アメリカとフランスの艦隊が下関に報復攻撃を行い、長州藩の軍艦は沈没、もしくは大破し、砲台も甚大な被害を受け、民家が焼き払われ、戦死者も出た。は死に行く兵を看取り、ショックを受ける。玄瑞は無事だったものの、にすぐ萩に帰るよう言いつけた。は仕方なく帰るも、萩でも異人が攻めてくると大騒ぎになっていた。

【感想】今回も文久3年(1863)の出来事で、実はたった2、3ヶ月の間に起きたことのようです。最初に史実との違いだけ書いておきましょう。違いといっても、今回はあまりないです。特に女台場については、あまり詳しいことを調べられなかったので。あと、前回から引き続き、文が下関にいたかどうかもわからないので、これも置いておくことにします。
一番の違いは、玄瑞の行動です。実は玄瑞は米仏艦隊の報復攻撃の時、下関にはおらず、京都にいたようです。5月末頃に下関を発ち、6月半ばにまた下関に戻ってきています。恐らくこれは船での移動だったようですが、当時の人としてはかなり精力的な動きですよね。しかも、下関に戻ってきてから1週間もせず、再び京都に向かって旅立ったようです。とにかく長州藩の攘夷派の急先鋒だったので、なかなか田舎に留まることができなかったんでしょうね。ここで、女台場が着工したのが6月末頃らしいので、多少時間のズレが生じますね。ちなみに女台場が完成したのはその年の9月頃だったようです。
また、史実と違うというわけではありませんが、ドラマでは玄瑞が報復攻撃を受け、完膚なきまで叩きのめされショックを受けたという感じでしたが、玄瑞もある程度、報復攻撃を受けることを予想していたのでは、という説があります。そうだろうと私も思います。高杉のように上海で直に列強の脅威を見てきたわけではありませんが、高杉とともに松下村塾の双璧と並び称された玄瑞が、そのくらいの予想ができないはずはないでしょう。もちろん、自軍がやられて悔しくないわけはなかったでしょうが、実際の玄瑞はそんな感傷にとらわれず、何かに突き動かされるように精力的な活動を続けています。玄瑞は元々、身分の高い高杉を立てる傾向があったそうですから、奇兵隊についてもどちらかというと肯定的だったのではないかと思います。これは私の憶測ですけどねw
ちなみに、この頃の玄瑞はすでに武士の身分を得ており、僧職を思わせる玄瑞という名ではなく、義助と名乗っていたようです。
もう1つの目玉、女台場については、先に書いたようにあまり詳しく調べられなかったので(調べても宿泊施設や観光ガイドばっかり出てくるw)、感想を述べるに留めておきます。ドラマでは文が始めたような描き方がされてましたが、それも確認できませんでしたねw ま、それはともかく、どんな服装でもいいと許可されていて、泥だらけになるような工事現場なのに、きらびやかな着物を着ていく女性ならではの心理が、よくわからないとともに、面白かったですw 普通なら汚れるから高価な着物は避けるところですよね…。 現代においても、20~30代向けのファッション、コスメなどは男性を意識したものが多いですが、40代以上向けのものは、同性と競うことが主眼に置かれていることが多いです。宣伝もそんなのばっかり…。見ててうんざりしますね。そういうの興味ないんで。そんなものより、自分が楽しいと感じられることに金を使いたい、そう思ってしまう私は、女らしくないのでしょうかね?

アバター
2015/06/03 17:08
は、はい…
アバター
2015/06/03 14:05
おらも女らしくないな。



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