ちょっとずつ
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/06/22 00:30:47
できないのが自分
みっともないのも自分
強がって無理をして
ひとりで焦って泣いて転んでもがいて
それでもがむしゃらに前に進もうとしている
今の自分
たくさん恥をかいても
もどかしいくらい少しずつでも
前に進んでいきたい
ちょっとずつでいいから
進んでいきたい
子どもの頃
よくカタツムリと遊んだ
つのなのか目玉なのか頭なのか
よくつっついた
それでもめげないで前に進もうとしているカタツムリを
思い出した
ちょっとずつ進もうとしているカタツムリを
思い出した
歩みは遅くてもいい
少しずつ 確実に
そして ときに立ち止まりながら
僕も 不器用な人間
対して才能のない人間
いつも そのようなことを感じて生きている
でも それでも 少しずつ歩き続ける
そうすれば たとえ取るに足らない自分でも
少しは 何かできるだろうと思うから
休みながら
戸惑いながら
恥をかきながら
失敗しながら
立ち止まってしまうよりは まだ ましだと思う・・・