Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


雨に彷徨って


同じ道をたどる
あれはいつのことだったろう
まだ緑が淡い頃
花々も次の季節を待っていた頃
もうそこにはかつての愛はない


何で失ってしまったのか
何で壊れたんだろうか
もう思い出はちぎれたままで
手のひらには残っていないけれど
まだ目だけが追っている


何も見えない宙に浮いたまなざしを
誰が見ているだろうか
本当は見て欲しかった
もう一度見て欲しかった
でももういない ここには


どんなに気持ちが揺れても
その動きを止めたりはできない
通り過ぎて行った時が
こんなに熱く濡れていて
涙をすぐに乾かすとしても


何も要らなかった
愛だけが欲しかった
でももうそれを受け取る術はない
後戻りはできない
壊してしまったのはどっち


坂道を下りて行った愛
登ることはもうない
二人の足跡も見えないままに
雨が消していってしまった
下るだけの影も消して


花達をきらめかせる雨
その季節が終わったら
何かが見つかるだろうか
でもまだそのままでいい
だからもう少し雨に打たれたい


さようなら 愛
さようなら これまでの二人
今は新しい道に踏み出せないけど
心は閉じたままだけど
光さす時がいつか来るのだろうか




アバター
2015/06/24 09:58
catocalaさんへ
コメント、ありがとうございます。

雨に濡れながら育っていく花々。
負けないようにきらめいて行く日々が来ると信じたいですね。
その為の雨だから…。
アバター
2015/06/23 19:41
雨が洗ってくれたものは なに?

それは 自分の迷い?

雨は 新しく思い出を プラスしてくれた。

流し去るんじゃなくって
新たな 「育ち」のために



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