黒猫目日記130 (海のニンフ達の結婚式)
- カテゴリ:日記
- 2015/06/26 15:06:08
6月になると何故か結婚式が増える。
青葉茂れる時期、過ごしやすい気候ゆえに新郎新婦も賓客も忌憚なく参加できるせいで在ろうか。
しかし、季節ががしっかり巡るこの国ではこの時期は梅雨である。
現に数日置きにパラパラと雨が降り注いでいる。
だが、この新郎新婦にはそれはあまり気にならぬ様だ。
何故ならこの方々は海のニンフの王子と姫であらせられる。
水なんざへちゃらなのであろう。
。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。☆。・゜゜・。L▃▃●▁。
ある日、「海のニンフの王子と姫」から手紙が届いた。
ニンフ?聞きなれぬ言葉じゃな。人魚の一族のことかな?(´・_・`)
(`・ω・´)BUMOBUMOMOMO>ニンフは日本の神様と一緒で有象無象に宿る精霊の事ですよ。
ほー精霊とな( ̄▽ ̄)王子と姫となればその中でも特別な方々なのであろうなー。
( ´・_・`)?何々、結婚式の余興に宝探しを開催するのでご参加くださいとな
面白そうじゃな。ちょいと覗いてみるとするか。(^ω^)
広場に向かうとそこは豪華な客船のデッキと化していた。
主役のお二人を中心に来客席が広がり招待された大勢の人々が思い思いに談笑している。
御二方、この度はおめでとう御座いまする(^ω^)
「有難うございます。僕らの友人のニンフたちが宝探しのお手伝いをします。
どうか楽しんで行って下さい。」
同じ、海の民でも以前式を挙げたご夫婦とは随分品格が違うな・・・( ̄▽ ̄;)
「あら、はじめまして 天才ニンフのクレーネですわ 天才のあたくしが手伝って差し上げてもいいわ」
( ̄▽ ̄;)!!あう?
「小生は王子の部下のウーファーであります パーティを盛り上げるため尽力する所存であります!」
( ̄◇ ̄)は、はあ
「王子と姫の~お友達のミナモです~ 宝探しのお手伝いを~・・私にできるかな~?手伝って下さい~」
(°д°)およ
な、中々個性的なお友達をお持ちなようで(;`∇´)
(この展開、なにやら春先にも在ったような気がする・・・)
しかし、結婚式の引き出物は総じて役に立つ物がないと云うが、これはまたその最たるものじゃな。
御二方の縫いぐるみや根付など頂いても此方としてはどうすれば良いのか見当もつかぬ( ̄▽ ̄;)
ともあれ、これよりは夫婦仲良く同舟にて人生の旅路を過ごして行かれる御二方
やはりここはこの言葉でしめさせて頂こう(^ω^)
貴艦の航海に幸あらんことを