移ろう季節の中で
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/06/28 05:18:37
太陽が顔を覗かしがっていても
その下の雲が厚く
わずかしか光はささない
それは地上を暖める術もなく
歯痒い思いを落とすだけ
その光の中に
なにを見ようというのだろう
再び会うことのない二人の
愛はもう形もなく
影も残っていないのに
足は強く地面をけって
歩いて行くとしても
そこにはあなたはいない
行ってしまった光の中に
私は入ることはできない
たった二人で生きて行こうと
誓ったはずだった でも
一人になったその片側には
生ぬるい風が吹くだけで
誰の姿も見えはしない
あぁ あの日を境にして
壊れて行った愛よ
もう繋ぎ止めることはできないのか
取り戻せはしないのか
こんなに熱く想っていても
もう一言も出ないこの口から
許されるとしたら
愛の言葉を出せたらいいのに
そうしたらあなたは
まだここにいただろうか
これが定めなら
会うことも定めだったのなら
別れも予感できたのだろう
でも私だけが気付かなくて
あなたは知っていたんだろうか
雲が晴れたら
太陽が照りつける季節が来たら
もうどこかに行ってしまうのだろうか
この心の痛みも
でも立ち去れない私がいる
冷夏ですかぁ。どうなんでしょうか。
早く梅雨明けして欲しいですね。
冷夏になったら、アイスが売れないのかしらw
コメント、ありがとうございます。
彷徨いながら、人は歩いて行くのかもしれませんね。
いつか本当の駅に着くまで…。
今年は冷夏と言ってたけど実際はどうなのだろうか。
それでも人は人を愛さないと、生きる輝きを失いがち。
太陽は隠れはしても、消滅することはないでしょう♪