これからの賃貸住宅。
- カテゴリ:仕事
- 2015/07/13 09:48:52
「生活費は月3万~5万…」とか「都会から移住して田舎暮らし…」など、
ど~っぷり検索で、細部に至るまでの情報を読み漁ってきましたが、
これは、もう「文化生活」を放棄しているなあ。
文化的な生活にお金がかかるので、
それを全部手放したのか、
最初から、高級ホームレスにロマンを感じたのか・・・
どちらでもいいんですが、
おそらく同世代人類の半分を占める女性たちの支持は受けないでしょう。
つまりこれは、発展性がありませんな。
千葉の住宅地に格安の土地を買ったというのもありましたが、
この住宅地に建てたのが、制作費数十万の小屋だったら、
近隣住宅地は、資産価値が減少するので、
下手すると地域住民に嫌われかねません。
水道もない。
電気は、5アンペアで契約だって、
クーラーはもちろん、炊飯器、ドライヤー使えませんよ。
すごいなあ。
うちの近所に、15年ほど住み着いたホームレスがいましたが、
晩年、被害妄想や幻視が出て、トラブルの種になりました。
最後のほうでは、貧困産業の親玉のような悪者が来て、
「うちで面倒を見てやる」とか言って拉致しようとしたり、
目の前の海に、突然島が出現したとか騒ぎ出したりで、
市役所や、警察も巻き込んで彼の更生と安全を考えたのですが、
最終的に、長年住みついた掘立小屋を放棄して、また放浪して行きました。
風の噂によりますと、最近、行き倒れて死んだそうです。
一時は、彼を尊敬するというバカな若者が訪ねてきたり、
海に向かって、拾ったギターで訳の分からない吟遊詩人を気取っていましたが、
結局のところ、かれは産業廃棄物の山を残し、
それを処分するのに50万円はかかるという負債を山主に擦り付け、
恩をしこたまな仇で、倍返しにしてこの世を去って行きました。
少し離れたところに、
いまだに彼の居住跡があります。
ダニや、ムカデ、ヘビの巣窟で、
誰かが便所代わりに用を足したらしく、
周囲数メートルで悪臭が漂います。
何より、崩壊の危険があり、厳重注意で近づけません。
つまり「小屋暮らし」のブームと言うのは、
こういう成れの果ての小屋が増える事を意味しているのではないでしょうか。
「貧富の格差」のアンダーサイドを目指して、
今の一部の若者は、そこに意義を見出そうとあがいているような・・・
みんな、ブログでは、
「スローライフ」「田舎暮らし」「自然満喫」を口を揃えて言ってますねえ、
鈴ちゃんやわたしも、「田舎暮らしで自然満喫してるスローライフ」ですが、
ここまでの暮らしレベルではない、
もう少し文化的に暮らしています。
新しい賃貸住宅の形を模索していましたが、
やはり、「どう住むか」は、居住者の選択です。
家賃を下げること、
快適な基本居住スペースを作ること、
これにしか、生き残りのヒントは見出せませんねえ。
なんだか、「あらためてアタリマエ」を知ったような気がしました。
流れ着いたんですね。
流行りとかブームとかっていうんじゃなくて
発生するべくして起こった状況のような気がします。
そちらは冬も(こちらよりは)暖かいのでしょうし。
夜中に顔の上を走り回るムカデの恐ろしさ、
シャッターを開けたと同時に落ちてくるマムシ、
長靴の中、洗濯ものの中に潜んでいるヘビ、ムカデ、クモ、アシナガバチ、
山の近くでは想像を絶する薮蚊の大群・・・
あげればきりがありません。
それに梅雨、凍える寒さ、うだるような暑さが交互に襲ってくるんですもの。
お金がかからない暮らしって、
これはもうサバイバルですよねえ。
これがブームになることはないと思います。
清潔で安全な生活が当たり前と言う環境で育ってきて
いきなりそういうところに行っちゃうやつも一定数はいるでしょうけど
ど田舎ですら「土に触りたくない」「虫きらい」って言う人いますから
だいたいからして無理なんじゃないかなぁと(笑)
山に暮らすのなら薪割りは必須ですねえ、
うちは海の前なので、木端や流木がいっぱい流れ着きます。
流木って、良く燃えるんですよ~。
普段は温泉棟でお風呂は間に合いますが、
露天風呂も作ってあるので、
焚き付け釜は、ときどき使います。
ゆっくり火がつくので露天風呂は朝から沸かさなければなりません。
気持ちは良いけど、毎日は面倒です。
仙人たちは、水でタオルを絞って周一回体を拭くだけだって・・・
真似できません。
現代の仙人を目指してる的なのって
時々いるんですよねぇ。マキを割ったり自分で
火をおこしたりするスキルもなくて、夏場は虫や蛇に
悩まされ、トイレもちゃんとしてないようなところで住むって
どういうファンタジーを描いてるのか、頭の中を見てみたいです。
ちなみに私、名古屋の街中に育った割りに巻き割ができます(笑)