Nicotto Town



帰ってきた! 社会の先生

給食を残さず食べるイヴェントがあって、

食缶を空にしなければいけない。

自分の斜め前の男子が、シチューを前に唸っていた。
でかいから食えるだろと、多めに盛られたが
あんまりおなかすいてないのと
下のごはん(味のないケチャップごはんみたいな)が好きじゃないので
どうにもスプーンが進まなかった。

そこで一番前の男子がひらめいた。
ルーでごまかせば下のごはんも気にならない!
すぐさまそいつは、シチューを増やしに行った。

その時、クラスに社会の先生がいた。
おかわりいらねーかーと、声をかけていたところなので
自らそのシチューを持ってくれた。

だが先生、スゴイ盛る。
シチューをお玉3はいくらいかけたところに
バランス悪いだろと、ちゃんとご飯も盛ってくれた。
その上からさらにシチューをかけた。

自分の斜め前の男子が自分のシチューを待っていると、
現れたのは3,4倍に増えたシチューだった。
ごはんは山のように盛り上がり、シチューは皿からあふれんばかりだった。

このシチューはのちに「火山盛り」と呼ばれおそれられることとなった。




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