Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【デスノート】

デスノート
日テレ 日曜夜10時30分
【あらすじ】電話をかけてきたに、君がキラではないかと言われ、は激しく動揺。また、総一郎キラ対策室の室長であることもわかったため、デューク総一郎の名前をデスノートに書けとけしかける。そこへちょうど、総一郎が所轄の刑事を連れて帰宅。しかしそれは、前日海砂を襲った後死亡した警備員の携帯に、の履歴が残っていたからだった。海砂は軽傷ですんだと聞かされ、デュークは何故寿命が尽きるはずだった海砂が無事なのか、いぶかしむ。翌日、相変わらず尾行がついていることを知ったは、自分がキラである確証は何もなく、がカマをかけてきたことに気づく。

【感想】序盤、Lは21人の容疑者に電話をかけたと言ってましたが、その時点ですでに月を一番疑ってますよね。バスジャックの犯人が、いきなり拳銃自殺したことで、確信を抱いたはずです。今回も、FBI捜査官が全員殺されるきっかけとなったのは、月を尾行していた捜査官にキラが接触してきたから。月は監視カメラのない店を探すという手間をかけましたが、捜査官が盗聴器を持っていた時点で、アウトだったということです。これで確信は確定に変わったでしょう。
次回、月の部屋が盗撮されるようになるみたいですが、ちょっと後手後手のような気がしますね。何しろ四十数名の罪のない捜査官が殺された後ですからね。普通ならここで月を引っ張って吐かせるところですが、何しろ非現実的な事件ですから、どんな手段を使って殺人を行っているのか、Lはそれを確認したいんでしょうね。でもそのためには、誰かに死んでもらわないといけない。それは承知の上のことでしょう。
今は警察側についていますが、Lも大概非情な人物ですよ。総一郎をたらしこむために、笑顔を作って見せたりはしてますが、Lの関心は謎解きにしかないように思えます。そのためには、罪のない人が死んでも構わない。罪人ならもっと死んでも構わない。それは、最初にテレビに死刑囚の映像を自分として放映させた時にわかってますよね。今回も、大量の捜査官が死んだのに、彼が感じたことは、「今回は完敗した」。死を悼んでいるわけではなく、自分が負けたことを悔しがっているのです。一方の月も、もう最初の方針はどこへやら、自分を追い詰めようとする人間は罪があろうとなかろうと、とにかく殺す。どっちもどっち、悪人ですね。つまりこのドラマというか、原作もですが、悪人対悪人の知恵比べなんですな。
海砂を演じている女の子、佐野ひなこというモデル兼タレント兼女優らしいですが、今まではアイドルとしての演技がイマイチだなくらいにしか思ってませんでしたが(衣装も1種類だけだしw)、デスノートを持った途端、突然狂気を孕んだ感じになりましたね。映画では戸田恵梨香が演じていたようですが、佐野の海砂も悪くないと思いました。戸田は若手女優の中でも演技は抜群に上手な方ですから、それと比べるのはちょっと可哀想な気もしますけどね。まぁ、演技面での負の部分は、全部Lの山﨑が持ってってくれてますけどねw




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