モグラ・・・その2
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/08/04 01:32:08
モグラさんのペンションに着いたのは6時過ぎ
見て驚いた白鷲だ
僕の第一印象
2階建ての恐ろしく立派な建物
バロック調かはたまたロココ調か
なんでこの汚らしいおっさんが
こんな美しいペンションを経営しているのか
もしかしてオーナーなんて嘘で
本当はここでやとわれた掃除のおじさん?
なんて思っていると
「入れよ」なんて大きなドアを開けて中へ入って行った
今度も3メートル離れて後から入る
「おじゃまします~」
「はぁ~」
これはため息だ・・・
・・・すごい
・・・きれい
ポケ~ッとしていたら
突然後ろで声がした
「あら、お客様?」
振り向いてびっくり
そこにはファッション雑誌から飛び出してきたような
とてつもなく奇麗なおねえさんが立っていた
「いいや、ちょっとそこで拾ってきた」
笑いながらモグラは言った
拾って来たって?
俺はモグラに拾われた可哀そうな旅人か・・・
いやそんな事はどうでもいい
「あの~ぉ、こちら様はどなた様でいらっしゃいますか?」
「俺のかあちゃん」
「はっ?」
「かあちゃんって・・・
お母様でいらっしゃいますのですか?」
「ばか、俺の奥さん」
「へ!」
『 「は」とか「へ」とか変なやつだなお前は 』
「ほぉ~」
『 「は・ひ・ひ・ふ・へ・ほ・ほ」かよ
おまえは・・・全くもう 』
これが奥様・・・ヴィーナスとの出会い
なんでも元雑誌モデルをやっていたらしい
モグラとは年が15も離れている
どこで騙したのか、いや引っ掛けたのか
今世紀最大の謎がここに出現した
美女と野獣?ではないエイリアンか妖怪だ
彼女はここでイラストレーターの仕事をしている
料理もプロ顔負けのかなりの腕前だ
僕がここに居ついてしまった原因の
80%は彼女のせいである
だれも好き好んでモグラと生活をする
そんな人なんかこの世にいないのだ
でも妙な事に気が付いた
この豪華なペンション・・・お客さんが一人もいないのだ
そんな事はどうでもいい
奥さんの作ってくれた
高級レストラン並みの夕食をペロリと平らげ
用意してくれた従業員用にしてはビックリするような
綺麗なお部屋で疲れもあってかグッタリ
明日は四時半起きだそうだ
何が起こるのか・・・
そんなこはとどうでもいい
目覚ましをセットして熟睡モードへ
さてどうなりますか?
いやどうしましょうか?
狸なら狸そば
狐なら狐うどん
どん兵衛の世界へまっしぐら?
これが狸なら
騙され系なんだけど…
お客さんが居ないのは・・・
それは・・・まだ秘密です
いしころ様
三枚のお札
有りましたね・・・
恐いオババが人間を二枚に卸すのか
それとも三枚に卸すのか・・・
四枚(終い)にはわからなくなってくる?
なんて関係ない?
お客さんが居ないのは…なぜなんだー
気になる!!
続きが読みたいヾ(≧▽≦)ノ
夜中にふと目が覚めると ほら・・ぉばぁさんが包丁を研いでるって話
いや、ヘンゼルとグレーテル? 太らせておいて・・
食べられちゃうのかなぁ~ドキドキドキ 美女あるところに事件あり
それにしても セカンドさんもお茶目さんなところがあるのねぇ~ppp
もぐらさんとのやりとり・・可笑しく 暑さ忘れましたよ~^^
さてどうなさるのでしょうか・・この後。 楽しみ~よろしくね(^^)/