モグラ・・・その7
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/08/11 02:08:02
次の日の夕方
一仕事を終えモグラとラウンジでババ抜きをやっていた
二人でやっていても面白くもない事に
なんとなく気が付いた時ヴィーナスがやってきた
「トランプの最中に申し訳ないけど・・・
サンちゃんお客様へハーブティーを持っていってくれる」
「いいっすよ」
またお客様は絵を画いているのかな
トランプも負けが込んで5連敗
ここは気分転換
きれいなお客様~
お待ちくださいね~
「あっ、それはそうと
サンちゃんババ抜き弱そうね」
「わかります~?」
「ええ」[ふふふ・・・」
なんとジョーカーに印がついていたと
聞かされたのは次の日の朝だった
「おのれモグラ・・・謀ったな」
「モグラ叩き~!」
なんてモップを持って追いかけまわした
しかしモグラは逃げ足が超早かった
なんて事はどうでもいい
昨日に話しを戻そう
お客様に夕方ハーブティーを持って行った
昨日とほぼ同じ様な絵を画いていた
澄んだ深い湖に漆黒の空
そしてその中に真っ赤に浮かぶ雲
凄い!見た瞬間に再び鳥肌が立った
帰りしなに、もう一度絵を見る・・・
ん!湖の底の箱が増えている
そこには2つの白い箱が描かれていた
さらにそれは続いて行った
3日目には3つの白い箱が
4日目には4つの白い箱が
そして5日目には5つの箱が描かれていた
そして5日目の絵
これを見て驚いた
なんと空が青くなっているではないか
そして雲も白く浮いている
6日目には湖の底の箱も消えていた
7日目は湖畔に花が咲き乱れていた
僕は驚いて絵を見つめていた
綺麗だいったいどこの景色なんだろう
その時だ明るく弾む声が横から聞こえた
「毎日美味しいティーをありがとう」
「えっ」、思わず横を見た
笑顔でお客様がこっちを見ていた
声が戻った!
能面のような顔が笑った!
「い、いえ・・・ど、どうも」
一礼をしてドアを閉め廊下を走った
「いやいやいや
ななななな・・・」
調理場にいたモグラとヴィーナスに
息も絶え絶え報告した
「サンちゃんどうした」
『 「いやいや」が「ななな」したのか 』
「ななななな・・・」
「どどどどうぞ」って
ヴィーナスが冷たい水をコップについでくれた
僕は一息に
呑み込んだ
一体何が起きたのでしょうか?
いよいよ終盤へ?
薬草が効いてきたみたいです
心を込めて3人でお客様の為に作ったものですから・・・
ん~
どうしましょう???
とことん落ち込んだら、もう上に上がるしかありませんものね。
本当に回復が早いですね。
このお話を終わらせないで欲しいんですけど・・・。
お客様もモグラだった・・・・
なんてことになったらモグラ叩きがもっと盛り上がりそう♪だけど
きっと素敵な〇〇〇なんでしょうね^ ^
続きを楽しみにしてますね~♪(*^∇^*)ノ
じゃれあってるのが浮かんできた!!
それはそうと、急展開٩(๑>∀<๑)و♡
心の傷は誰が癒した??
続きが気になるー