Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


夏休み、映画三昧の日々


今年の前半は忙しかったので、
見たい映画も後回し。

その借りを返すように、
今週は映画三昧の日々を送っています。

原田眞人監督『駆込み女と駆出し男』。

大泉洋演じる駆け出し男は、
舌先三寸で急場を切り抜けていくような、
この人のために当て書きされたような役。
満島ひかりって、まだ若いのに、
こんなあだっぽい乙な年増の役ができるんだ。
でも、一番輝いていたのは戸田恵梨香。
芯の強い、真っ直ぐな女性を見ているのは気持ちが良い。

東慶寺に駆け込んだ女性の、
離縁が成立するまでの仕組みも興味深かったですが、
自分の人生を、男によって左右されるのではなく、
自分自身の手で掴み取っていこうとする女性たちの姿がいいです。


細田守監督『バケモノの子』

細田監督の前作『おおかみこどもの雨と雪』が、
お母さんと子どもたち双方の、
人生における奮闘と成長の話であるとすれば、
『バケモノの子』は、
お父さん…というよりも、
ひょんなことから、オヤジ代わりになってしまった男と、
周囲の大人から見捨てられてしまった子どもとの、
親子関係やり直し、
ひいては社会関係の作り直し映画で、
前作同様、映画館にいる子供たちより
大人や親の方がググッとくる映画でした。


河瀬直美監督『あん』。

抑制の効いた脚本。
樹木希林と永瀬正敏の抑制の効いた演技。

何一つ思うようにはいかない人生なのに、
誰を恨むでもなく、社会を糾弾するでもなく、
アズキに語りかけながら、アズキを茹で、
そこに日々の喜びを見いだしていく二人を
丁寧に描き出して秀逸。

ああ~、どら焼きが食べたい  ☆\(ーーメ)


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2015/08/17 11:46
>四季さん

いつもの河瀬直美作品のように
お話は淡々と静かに進みます。

ただ、以前のように手持ちカメラではなく、
固定カメラで撮っているので、
画面が揺れることが少なくなり、
その分、どっしりと、
かつ、しっとりと、
人の佇まいと心の機微を描けているように思います。
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2015/08/16 22:56
調べていただいてありがとうございます

あたしが河瀨直美さんを知ったのは、殯の森^^
演出のリアリティが好きです、映像も綺麗だったなあ
ストーリーの理解は難しく、結局2回観たのであたしにはDVDでちょうどいいかもです^^;
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2015/08/14 09:11
>四季さん

『あん』のHPを見ると、
  http://an-movie.com/theater/
名古屋駅近くでは、伏見ミリオン座で公開されているけど、
8月14日、つまり今日まで。

あと近くと言えば、浜松や三重県の伊勢市…  ☆\(ーーメ) 近くない!

…レンタル開始をお待ち下さい。
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2015/08/13 23:59
河瀨直美監督の作品は普通の劇場で公開されてますか?
ミニシアター系だと、あたしの地元にはあまりないので、
レンタル待ちになっちゃう+_+;;



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