Nicotto Town


日月日記~働かざる者食うべからず~


フィリピンはマニラに行こう!!!

7月に行ってた、フィリピンはマニラの話をしたい。
構想は5年くらい前から練ってたが、今回そろそろ東南アジアの行く先が尽きてきたのと、今年は7月に前倒しで行くので混んでる心配がないことからついに行くことになった。
行くと決まれば治安が心配になる、何も考えないのといろいろ考えて何もしないのは全く違う、しかし自衛の手段がこれといってないことから、とりあえず自らの警戒レベルをいつもより上げて行くことにした。

観光のメインは世界遺産、「バロック様式の教会群」の一つ、マニラの「サン・アグスチン教会」である。
気温は昨年行ったダナンとかに較べたら全然マシやったけど、とにかく湿気がもの凄い。
身体がずしっと3倍くらい重く感じる、そんな湿気。
直射日光直撃やったらラオス行った時みたいに軽度の熱中症になってたかもしれず、天気が良くなかったので歩き回れたのが本当に助かった。

その世界遺産を観に行ったのは着いた翌日、歩いてよりも丁度南北に走ってるLRTと呼ばれる高架鉄道で簡単に行けた。
とにかくフィリピンは銃を持ってる国なので、デパートや電車やどんな施設に入るにも必ずと言って良い程手荷物検査がある。
ちなみに銀行の前にはショットガンを持った警備員が居る、そこがビビらせる原因の一つやろなー。

車内はいつも満員で老若男女乗ってる、フィリピンの人達はワタシの印象では陽気で優しく親切な人達が多いと思ったが、特にLRTとか乗ってるとすぐに席を譲ってくれようとするのには参った。
そのLRTはどんだけひでぶと言わされる暑さなのかというと、これが実にエアコンがカキーンと効いてて涼しい、阪急電車には即刻見習ってもらいたい(阪急電車はエアコンをほとんど入れない、イメージだけのクソ電車)。
何回も電車に乗ったが、危ない思いは一度もなかった、夜は知らんけど。 

最寄り駅から歩いて観光してみる。
イントラムロスというスペインがマニラを占領した際に築いた城壁があって(完成1606年)、その内側の町がまんまヨーロッパなんである。
内側に入った瞬間、おおー!!!って唸ったもんな。

ここは新しいと旧いが融合してる、実に雰囲気のある町。
そういった点で言うとマカオに近いか、あそこはポルトガルと中華の融合やからな。

まぁ、天気がイマイチな中、サンチャゴ要塞という所にまず行った、何でも150年かけて建造されたらしい要塞で城壁都市の北端にある。
奥には兵站基地や牢獄があり、そんでその牢獄跡には今でも人形の日本兵が誰か分からんが監禁してる構図になっている。
こういうのアジア各国でやってるから肩身が狭い、マレーシアのマラッカでも日本兵の人形が飾られててイタタな思いしたからな。
余談だがフィリピンはコンビニ大国で、イントラムロスの中にもたくさんコンビニがあるのだが、基本セブンが主流でミニストップが追いすがってるような感じ、そこにFMが新興勢力として出来つつある、ローソンは繁華街で一軒見かけただけ。

南下してマニラ大聖堂に着いたが、いよいよ天気が悪くなってきてスコール寸前、そのマニラ大聖堂はスコール程度ではどないもならんと思うが、台風や地震や戦火で何度も破壊され、現在の荘厳な建物は1958年の物だそうだ。
礼拝堂のステンドグラスはどこの教会でも美しい。
では行こう、メインの世界遺産であるサン・アグスチン教会に、この大聖堂からだと5分南に下がったとこ。
1571年に建てられたというこの教会、1571年で石造りというもの凄さ、圧巻である。
ヨーロッパのバロック建築の影響を受けており、フィリピンで最初のキリスト教会なんだそうだ。
ちなみにフィリピンはアジア唯一のカトリックの国で第二公用語は英語ね。

さておき外見からオーラを纏ってるんだが、中も当然素晴らしい。
回廊も厳かである、ちなみに騒ぐのと触れるのとフラッシュが禁止されてる。
礼拝堂に至っては言葉も出ないくらいの威厳があり、もう少し涼しかったら1時間は居れた。
ステンドグラスももちろん素晴らしいが、とにかく雰囲気が何よりナイス。
とにかく姫路城の天守閣も凄いが、同年代で石造りってのが西洋文化の当時の偉大さを思わせる。
2階は美術品などを展示した博物館みたいになっており、年代物のキリスト像や衣装や聖杯等が置かれて、これも好きな人にはたまらんであろう、世界遺産はダテじゃない(1993年登録)。
名残惜しくはあったが、時間もなくなってきたので次に行く。
隣がカーサ・マニラという、昔の上流階級の家を「再現」した石造りと木造の折衷建築があり、特にスペイン風の中庭が美しいとあったが、レプリカでは興味は薄いので、外観だけ写真撮ってスルー。
ま、この辺りは石畳で趣深くはあったけど。

そして南に下ってイントラムロスの外に出るとリサール公園と言って、マニラのヘソの当たる由緒ある公園に当たる。
アメリカ統治期に整備され、巨大な公園には木も多く、地元の人達もピクニックや散策に訪れるとのこと。
確かにメチャメチャ平和なだだっ広い公園であったが、それでもこのガイド本によると「人が少ない夜は近づないこと」だって(笑)。
そりゃ、日本でも危ないだろーよ、舐めちゃいかんけど危険煽りすぎてもいかんぞう。

マニラ湾に近い方の道路沿いに、巨大な国家掲揚塔があり、それはまるでマレーシアの独立広場のようであった。
この時、16時くらいであったが、まさにスコールが降ってきてここら辺にいた人皆でポリスボックスで雨宿り。

雨が行き過ぎるのを待って、公園内を東に500m程移動した所にある、ラプラプ像ってのを観に行った。
ワタシのガイド本によると「世界一周の航海途中だったマゼランを倒したのがセブ地方マクタン島の首長ラプラプ。巨大立像は2004年に完成。」とある。
ワタシはマゼランの最期なんて全然知らなかったので、そいつは是非とも行かねばとほとんど小走りで行ったが、あまりにも巨大な銅像で驚いた。

あと、このラプラプ像の隣に旧フィリピン政府観光省って20世紀初頭にアメリカによって建てられた新古典主義的デザインの建物は現在改築中で、秋には国立自然史博物館になる予定だそうだ。

そして最後にこの公園を抜けてLRTの駅に戻る為に北上する途中、マニラ市庁舎の時計台はフィリピン最大だということなので行ってみたが、どこから見るのがベストポイントが分からず無念。

簡単ではあるがこれがフィリピンはマニラの歴史観光の主要なものだと言える。
治安が悪いと盛んに言われているが、繰り返すがそれ程悪いとは思わんかった。
町は昔の都会でかなり古びてはいるしスラムもあるが、新築ラッシュも盛ん。
悪いと思ったのは治安より交通マナー、これは今まで行ったどの国よりも悪かったと言える。
しかしそれは気を付ければ良いだけの話で、フィリピンの人達も轢こうと思って走ってる訳じゃない。
なので結局は自分の意識だけの問題。
何よりワタシにとって良かったのは、日本人が居なかったこと。
空港とホテル以外ではほとんど見んかった、季節柄かそれとも敬遠されてるからか。
なので、治安が…だけで行かないのはもったいない。
セブ島もええかもしんないけど、マニラにも観るべき所は多いので、世界遺産好きな日本人やねんから行って損はないであろう。


麺はほとんどなかったけど米はメチャクチャ食べるので、全然不便はないと思うぞ。
いっぺん行ってみ!!!

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2015/09/08 07:07
onpuちゃん、マニラの中心部のイントラムロスでは日本語は聞きませんでしたねー。
翌日行った、マカティっていう、大阪の梅田みたいな超高層ビルと百貨店街で辛うじて若い日本人学生を見ました。
フィリピンは第二公用語が英語なので、日本からの語学留学生が増えてるという話です。

そのフィリピンのお姉さんの村辺りだとそういうこともあるかもしんないですね。
向こうは牛肉食いの人達多いですから。

今年は戦後70年ですが、かなりの激戦地であったフィリピンなのにそれほど反日を言わないのは、戦後の日本のODAが相当手厚かったようです。
ちょっと近すぎる国には素直になれないのかも知んないですね。
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2015/09/08 03:06
なんか日本人が多そうなイメージですけど
そうでもないんですね

フィリピンのお嫁さんをもらった人が
フィリピンのお嫁さんの実家の村を訪れたとき
牛を一頭、みんなで食べてお祝いしたそうです
お年寄りの中には、昔の日本兵の残虐行為を語る人も
いたみたい
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2015/09/01 06:52
moeしゃん、新日でも全日でもノアでもなくて、友日でしょうかねー。
昔はフィリピンを激戦地にして申し訳ないことしちゃったんだけど、その後のODAなどで思いっきり支援したから、感情は全然悪くなく良しでしょう。

英語なので、トイレが壊れても何とかなりました。
その辺の水回りがもうちょっと改善されればもっと行きやすいかもねー。
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2015/09/01 01:48
日本兵の人形・・ジオラマwwwwwって奴???
怖いwww
って今はどうなん???フィリピンは反日??親日?? シンイチちゃうよw

それよりも~
フィリピンの第二公用語が英語とはw
「シャチョサン、カネモチネー、アンタモテルネー」とか言ってるから・・
てっきり公用語は日本語かと思ってたwwwwwww



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