季節の衣
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/09/25 11:07:25
追いかけても追いかけても
移ろう季節には追いつけない
ただ落ちる時と言うこの葉が
足元にたまるだけ
夏の名残りはどこに行ったんだろう
指に白く残ったリングの跡は
何を語ってくれrんだろう
確かにあったあの日の事か
ふわりとやって来たあなた
恋の予感
ひと夏の恋だと分かっていた
それでもいいと思っていた
海岸線を沈みゆく夕陽を見ながら
まるで私達のようだねと言っていた
何度そんな事があっただろうか
一時をなくすのが怖くなった
「もう行かなければならないのね」
それが別れの言葉
そしてふわりと去っていったあなた
季節がまた終わった
こんなにもこんなにも
愛することになるなんで
左手の中指にはめたのは
あなたと出会った記念の印
こんなに日に焼けていたのね
私の手は
海にばかり来ていたせいね
あなたはどこを見ていたのかしら
夏の衣を脱ぎ捨てて
秋の気配を肌で感じて
草して忘れていくわ あなたのことは
忘れられない一ページとして
その後修理&新PCに変えたのかな?
不定期ですが、今月もよろしくお願いします。
ステキ&水やりお届けです。