後戻りは
- カテゴリ:自作小説
- 2015/09/26 23:17:02
ワンクッショーン
・本家様とは無関係
・腐向けです
・gdgdです
CPは一応赤黄です。
パラレルワールドだと思って読んでください。
赤と黄が兄弟。
そう、まさかの兄弟です。
大丈夫な方はどうぞ
Side*Tatsuki*
「俺はタツキっくのことがどうしようもなく好きなんだ。」
目の前でいつもどおり僕に好き好き攻撃を送ってくるこの人は僕の弟のアキラくん。
僕だってあきらっちょのこと大好きだけど、この関係は絶対にあってはならない。
僕はそう思ってる。
そう思ってる・・・・けど、いつもなんだかんだ言ってあきらっちょに流されてしまっている気がする。
「だめ・・・だよ。
僕たちは男同士で、何より兄弟・・・なんだよ?」
僕がそういうとあきらっちょはむすっとした顔をする。
これもいつものこと。
「じゃあ、じゃあ・・・兄貴は俺のこと嫌いなのかよ。」
あ、どうしよう。
新しい返しが着てしまった。
いつもどおりならあきらっちょは「そうかよ。でも、俺は好きなの。」といいながら僕に詰め寄ってくる。
でも、今日は違った。
「き、嫌いじゃないよ!
だって一番大切なたった1人の弟だもん!」
僕が言い返すとあきらっちょはニヤッと笑った。
「嫌いじゃないってことは好きってことだよな!
ありがと!俺も大好きだぜ!!」
あきらっちょはそういって僕に抱きついてきた。
「周りの大人の人・・・・お父さんもお母さんもだけど、僕たちのこと仲のいい一般的な兄弟だと思ってるんだよ?
だけど、僕たちのこの関係を知ったらお父さんとお母さんはとっても悲しむと思うんだ。
だからさ、僕はこの関係を終わらせたいんだ。
みんなのためにも。
・・・・僕らのためにも。」
僕は抱きついてくるアキラっちょを押しのけ後ろに退いた。
そういえば、アキラなんて呼び捨てで名前を呼んだのはあきらっちょが僕のことをたつきっくと呼び出して以来のことだ。
久しぶりだななんて考える。
「・・・でも、それでも!!
俺はタツキっくのことが、兄ちゃんのことが大好きなんだよ!!
責任なんて取れないけど、兄ちゃんのことは俺がぜってー守ってやる!!」
そういったあきらっちょの姿はとても大きなものに見えた。
「僕だって・・・!!
でもやっぱり僕には・・・・」
「あぁ!!
もう色々めんどくせー!!
俺が好きになったのがたまたま男で、兄ちゃんだっただけ!
それでいいだろ?」
あきらっちょはやっぱりずるい。
だけど、僕はそんな弟が、あきらっちょが大好きで仕方ないんだ。
「やっぱりあきらっちょには敵わないな~・・・・
僕が好きになったのもたまたま男の子で、弟だった。
それだけでしょ?」
僕がちらりとあきらっちょを見ると、彼はにひひと笑っていた。
あきらっちょにこの気持ちを伝えてしまった今、もう後戻りをすることはできない。
僕も覚悟を決めなきゃいけないんだ。
「僕もあきらっちょが大好きだよ。
世界でいっちばん大好き。
さっき言ってたとおりどんなことがあっても守ってもらうからね?
頼りにしてるんだからね!」
僕がそういって笑って見せると、あきらっちょも太陽のような笑顔を返してくれた。
END?
BLというだけでも少々アブノーマルだけど、兄弟ってなると禁忌になってる感じがするよね←
アキラさんもタツキっくも可愛すぎて…w
いや、というかこの小説はアキラさんが可愛いww
てか雨の言葉に凄く同感するんだが。はげどうだな(゜-゜)