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らいてうと手当法 その5


らいてうと手当法 その5

REIKI再上陸から始まった
セミナーやイベントによって
REIKIヒーリングは年々爆発的に増えていった

2005年、
読売新聞朝刊連載小説「光の指で触れよ」池澤夏樹著が始まり
REIKI
ヒーリングを行う女主人公の「自分探し」の物語は
REIKI
ヒーリングの名前を定着させた

林忠次郎に靈氣を伝授した肇祖臼井甕男が
京都鞍馬山に参禅し「靈氣」に開眼し、療法としたことを知った
海外のREIKIヒーラーが
鞍馬寺で行われる満月祭にも増え続け
それまでの山深い寺の信仰行事の雰囲気が変わり始め

儀式の様子も年々変わっていった

鞍馬寺の満月祭で行われる唱歌は

まさにREIKIのシンボルを唱っていた

臼井が開眼した「靈氣」とは何か?
東京八王子の高尾山に登ると山門に「靈氣」と掲げられている
宇宙を含む自然の中にある天然の氣が「靈氣」であり
靈氣を体内に満ち循環させることによって
生き物がもつからだの働きを目覚めさせ強くする
自分のからだの在り方を靈氣の導管にし循環することができれば
靈氣は手だけではなく全身から流れ出す
REIKIヒーリングの伝授を受けたあとで
大いに変わったことがある
具合の悪い小動物が寄ってくるのだ
福島の宿に泊まったときのこと
出産を終えたばかりで気の荒れている母猫が
玄関に人が入ってくるたびに
狂暴な威嚇をする
わたしが食堂で遅い夕飯を食べていると
足元にこの母猫が静かにすり寄ってきた
猫のからだに手を置くと
母猫は大きな伸びをふたつした
猫が客に近づいていることを見て
血相を変えて飛んできた女将が
穏やかになって静かに歩み去る猫を見て
不思議そうに言った
「さっきまで子どもをとられるかとかみついたのにおかしいわ」
猫は自分にとって必要な氣を読み取り
言葉によらない誘いに寄ってくる
水を求めるのと同じように靈氣を求めてきたのだろう

2009年、
宮崎五郎著『手ーその奇蹟』(たにぐち書店発行)が復刻された

「序にかえて」は平塚らいてうである。

宮﨑五郎の「手のひら療治」の師は江口俊博である。

『手のひら療治を語る』によると
江口俊博は大正14年53歳の記に
「田村夫人ヨリノ勧誘ニテ臼井霊気(ママ)療法に入門ス、入門料金五拾円且ツ又会費一円」とある。
臼井が広島で客死したのが大正14年であるから
江口は伝授を臼井自身から受けた可能性がある。

昭和2年55歳の記に「臼井ノ霊気療法ハ人間自然の療能ニシテ、多額ノ料金ヲ課スル事全然ソノ謂レナキヲ看破シ、同時ニソノ使従武富氏ハ海軍少将トイウ身分アル人タルニ於テソノ不可一層目立ツモノアリ、(略)断然会ト手ヲ切リ自立セント決意シ、会長海軍少将牛田従三郎氏ニ宛テ退会届ヲ提出シ、同時ニ手のひられうぢト命名シ、平易ニ一般伝道スルコトニ定ム」とあるように、
宮崎五郎に受け継がれた「手のひら療治」は臼井亡き後日本で伝えられてきた「靈氣」療法となる。

 

『手―その奇蹟』序文に平塚らいてうが選ばれたのは、
平塚らいてうの「手当法」が手のひら療治と同じく靈氣療法であるからだろう。

「序にかえて」は19601124日付になっている

らいてうが「手当」を健康と治病のために使っていた経過が詳しく紹介されていた。
らいてうは手当法を習う以前に

西式健康法で触手療法を知り、子どもの病気に自己流で手をあてはじめ
手当が治したと確信をもっていた
持病のあるらいてうはその後
宮崎五郎や河内医師から手のひら療治をうけたのだが
手のひら療治の実習会に参加したことがなかった
その後、昭和14年頃になって平竹辰牧師から中山貞子を紹介され
中山貞子の「掌波療法」があまりにすばらしい力を持っていたため
40
歳を過ぎて習い、以後、中山とは姻戚となり
より深い間柄になった

「序にかえて」の中には、らいてうの「手当法」に対する姿勢が平易に紹介されている。
「人間には、実にいろいろな能力を自然から与えられて生きていますけれど(略)生涯眠らせたままでいるものも少なくないのです(略)この手のひら―掌が本来持っている万病をいやす不思議なはたらきなども、確かにそのひとつではないでしょうか」「使わない日がないというくらい、自分に、家族に、隣人に、その健康のために、治病のために。」「虚弱に生れついたわたくしが(略)手のひら療治のおかげで、七十四年九か月の長い年月を生きづき、生きづき、今日なおここに存る」
この文章の中で「手のひら療治のおかげで」とあるのは、
中山貞子の掌波療法が手のひら療治と同じく
「靈氣療法」であるからであろう

らいてうは自分で自分のからだに手を当てた
靈氣療法の基本は自分に手をあてる自己療治だ
必要なところに手が自然に伸びるー
自然から与えられた自分を活かす自然の手当を行うことは
自分自身が「靈氣」という「光」を放つ存在であることを体現する生き方だ

「原始 女性は太陽であった」とするらいてうのライフワークとして

手当法もその基本は変わることなくらいてうの生き方であった

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2015/10/09 07:13
たまねぎさん 白黒抹茶さん
「靈氣」はね
どこにでもあるし
誰にでもあります

使えば使うほど強く流れるようになります

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2015/10/05 22:04
なるほど 面白い
いいね♪
誰にでも有るのかなぁ
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2015/10/05 21:35
動物は自然の力を本能的に感じ取る能力が高いだろうから、
大潮さんから流れ出している靈氣がわかるんですね。
人間だって動物の1種ですもんね、
同じような力が本当はあっても、使わないとどんどん退化しちゃいそう。



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