先週の金曜日。

またまた社長が他の用事のついでに当店にご来店されました。(迷惑な^^;)
その為に、再び事務所店内清掃作業に入ったのは言うまでもありません。

んで、予定では１５時～１６時の１時間。

が！

先の予定が繰り上がって早く出立されたと連絡が！！(うきゃー！)
結局予定より早く１４時過ぎにはお見えになったのです。

うはー。早く来たのなら早く帰るのかしら～と
店長共々ドキドキしておりました。
(店長は、お見えになった１時間中、どうせ売り上げ悪いと怒られ続けるんだ。
嫌だ～;;と嘆いておりました^^;)

そしてその日の社員はS君。
普通なら社長は店長と２人で話して、社員はフロアを回すんだけど、
このS君。本社のある県人なので、社長とは同郷になるからなのか、
「お～S君。君も一緒に三人で話すかね」
とお声がかかり、事務所に拘束状態に^^;

私も社長がいらっしゃる間は事務所から一歩も出る事が出来ません。

こういう時に限って、電話が多かったりトラブル発生したり、荷物の搬入が
入ったりするんだよね～。って思ってたら、案の定フロアから連絡が！
(電話もバンバンなるし、お問合せも多いしで大変だった;;)

「○○の件でちょっと見てもらいたいんですけど、S社員大丈夫ですか～？」

ちらっと見ると、とても熱い社長トークが続いててとても返事さえ出来そうにありません。なので代わりに、

「すみません～。S君、ちょっと今は無理です～」
「ああ～;; やっぱりそうですか～;;　んじゃこっちで何とかしてみます～;;」

と返事はきたものの、こりゃきっと無理だなと危惧してたら、

「やっぱりどうしても出れそうにないですか？　社員さんの判断が欲しいです～」

ああ～;;やっぱり。

ちらっ、ちらっと見るも、インカムから流れてくるヘルプは聞こえてるみたいなんだけど(上半身は社長に向いてるんだけど、机下、見えない手がもぞもぞしてた^^;)
どうにも社長の熱いトークが止まらず、間が開かない！

返事しようにも、私も社長がいる前でうかつに返事が出来ない！

しかーーーし
ここは！
ここは！
ここはぁ！

私が動くしかない！！

間が、話の間はどこだぁ～！　いつ間が出来るぅぅ～！！　社長おぉぉぉ～！！

くそぉう！間が出来ないなら作るしかない！
今この状況を打破できるのは私しかいないのだーー！！

と使命に燃えて立ち上がった私。

社長に見えるように姿を見せて、視線を合わす！
社長、熱弁奮っているのを「ん？」と止めた！

今だーー！！

「社長、お話の途中失礼致します。大変申し訳ないのですが、今、スタッフの者が
社員に指示を求めております。中座させて頂いて宜しいでしょうか？」

言った！言ったぞ！私！！

「ああ、それは行ってくれ。お客様対応が一番だ」
「ありがとうございます。」

そのやり取りを聞き、S社員は脱兎の如くフロアに飛び出していきました。

「先ほどの件、S社員が行きます。」
「あ、良かった！ありがとうございます～」

ほっ。何とかなったわ。

この間で一息つくことになったので、コーヒーをお出しし、改めて話の腰を折ってしまった事のお詫びをして席についたら、店長がそっと寄ってきて

「ありがとう、りおさん。助かった」

だって。

結局、社長はノリに乗って話をし終わったのは予定の１６時を大幅に過ぎて
１７時前。

トータル３時間近く、話した話したでした。ま、途中笑いありほんわかもして
仕事以外の話とかしてたんだけどね。

それにしてもお付きの秘書さんは、事務所に入られる事なく、外で待たれてたので
(どこで待ってたのかは不明)大変だったろうなー^^;

無事お見送りして、事務所に戻ったとたんブロックから電話が入ってこれまたびっくり。
なんてタイミングよく電話してくるんだろーと思ってたら、どうやら監視カメラで
私がお見送りしてる姿が映ったから、終わったんだと思って電話してきたそう^^;
(監視カメラは県外どこからでも見れるようになってるのです)
予定より随分長く店にいたもんだから、何かあったのかとやきもきしてたんだって。

ははは^^;　社長、予定通り動いてあげて。皆迷惑します^^;


んで、社長が帰った後の店長の肩の下がりっぷり。
疲労困憊とはこの事を言うのね、と言わんばかりの困憊。

一服してくると言って、暫く帰ってきませんでした(笑)

後でヘルプインカムが入った時の話を店長としてたら、

「あの時、聞こえてるんだけど、どうしようどうしようって。
でも社長の話に間が開かなくて、口が出せない。
りおさんにサイン送ろうかと思ったけど、サイン送るっても
何を？ってぐるぐる回ってどうしようも出来なかった。本当に助かったよ～」

「私も、２人とも直立不動の姿勢で座って聞いてるし、こりゃ何とかしないと
ダメだなと思って。　間はいつ、間はいつ？って、まるで大縄跳びで飛び込む
タイミングを計ってるような感じでしたよ～。
私もう今月分の給料の働き分は、今回で十分出てると思います！」

「いやいや、まだ前半じゃないですか？」とS君

「いやいや、あの緊張感はそれに十分見合うと思います！」と私。

「あのまま返事がなかったら、直接事務所に乗り込まないとダメかなと
思ってました～」とはスタッフYちゃん。


もう本当にこの日は家に帰っても疲れ切ってて、ご飯もロクなもの
出来ませんでした。ってかもう既になに食べたか記憶が^^;

どちらにしても、当分社長は来なくていいわ^^;

そして言おう！

この瞬間は私は皆を窮地から救う女神だったと！(笑)