落語とわたくし
- カテゴリ:仕事
- 2015/10/12 23:46:59
デイサービス事業所でのバイトを始めて、5カ月が過ぎようとしております。
私の立ち位置と言うか、使われ方、使用上の注意などがようやく理解されてきました。
コミュニケーションは得意な方なので、利用者さんには好かれていると思われます。
一生懸命取得した介護の資格のおかげで、利用者さんとの接し方もわかっております。
中のお仕事もできますよ~とアピールしていますが、中々そういったお仕事はさせていただけません。
中のお仕事は女性がメインなんです。
利用者さんは女性が多い。
つまりは、排泄や入浴の介助は女性じゃなければしにくいわけであります。
やはり男子ではダメなのかなぁ?と思っていた矢先、職業体験で来た若い男子がフルタイムで入社しました。
やはりおっさんではアカンのかいな?と思っていたら、今度は私より年上の男性がパートタイムで入社。
やはりスキンヘッドの強面ではドライバーが関の山なのだろうか?と、少々落ち込んでおりました。
それでも、私が出来る事をしっかりとこなそうと、お仕事をしてまいりました。
利用者さんが少しでも笑顔で過ごせるように。
利用してくださる時間を、満ち足りたものにして差し上げよう。
中で仕事をしているみんなの負担を軽くしてあげよう。
そのために自分の出来る事、すべき事を考えながら仕事をして行こう。
以前、病院で仕事をしていた時と同じように、気遣いを忘れないように仕事をしてまいりました。
先月9月の終わりごろ。
私と同い年の女性管理者のDEKOさん(仮名)に呼び止められました。
「ねぇ、招きさん、28日に30分でいいから時間つないでくれないかな?」
つまり、その日来る予定だったボランティアさんがキャンセルになり、時間が空いてしまったらしいのです。
ついでに、その日はフロアの人数も足りないので、一日中フロアに居て欲しいという依頼。
「え?マジばなっすかぁ?じゃあ昔やってた落語でもやりましょうか?」
「ええ!招きさんそんなのできるのぉ?是非やってくださいよ!」
私が落語をやっていたのは、小学校高学年から中坊の頃。
小5の時、お楽しみ会でやったのが初めてで、校長との昼食会でしゃべったり、小学校の卒業謝恩会で父兄の前でしゃべったり、中学の修学旅行の出し物でやったりしておりました。
それ以来なので、かなりのブランクがあります。
家でブツブツと独り言のように稽古する数日。
まくらはオリジナルでしゃべり、演目は季節柄「目黒のさんま」を演らせていただきました。
たくさんの拍手と、利用者さんの笑い声。
何か、とても充実した一日を過ごさせていただきました。
その後
添乗に乗ってくれる女子職員の子に言われましたよ。
「ねぇ、招きさん、今度はいつフロアに出るの?新しい男子よりも、招きさんの方が安心して仕事できるのになぁ。」
「ん~・・・DEKO所長に聞いてよ。」
しっかりと目標を見失わずに仕事をしていれば、きっと誰かが見ていてくれる。
私はそう信じて明日も利用者さんをお迎えするのです。
こっちもどうも。
あれ?知らなかったっけ?
今話題の清○元プロ野球選手も真っ青な強面なんですよ。
コミュニケーションの基本は、自分をアピールするよりも、相手の話を聞く事。
つまり、聞き上手になることなんすよ。
相手が話しやすくするためのフリを上手にして、気分よく話してもらう。
難しいことはありません。
すべては気遣いと思いやりがあれば、自然と話は膨らんで行きますよ。
そっかぁ、そういう地域なのね。
難しい問題ではあるんだけどねぇ。
確かに介護職の賃金を上げれば頭数は増えるとは思うんだけど・・・
そうするとね、質が問われてくるのよね。
お金欲しさに携わってくる輩が多くなったりね。
現状だってね、儲け話と考えて参入する企業が多くなってる。
某居酒屋の社長とかね。
本当は家族間で解決する問題なんだよっていう処をね、根底に置いておいてほしい。
私はそう思うんです。
そうでなければ、介護事業所が姥捨て山になってしまうからねぇ・・・。
予想してなかった(笑)
コミュニケーションがお得意とのこと、うらやましい限りです。
一人遊びが好きなあやのすけですが、自分以外の人たちにもっと興味持っていけたらいいな。
折角だもの。
旦那のおばあさまが90歳超えで、だいぶ筋力が落ちて弱ってきました。
介護が身近になりました。
今後が不安であります。
まだ先ではありますが、何十年後かの自分を想像したりもします。
引越し前より少子高齢化が顕著な地域ですので、危機感は増しました。
おお、また嬉しい事言ってくれるねぇ!
ま、私は出しゃばりなもんでね、こういう余計な事も自分からやっちゃうわけですよ。
それを見て、自分も頑張ろうなんて思ってくれる人がいたら、私の方が嬉しくて頑張らねばと思ってしまいます。
自分では頑張ってるって気はしないんですけどね。
夜にうまいお酒が飲めればそれでいいやって程度ね^^;
素話って、それまさに落語と一緒ですよ。
知ってる話を自分でアレンジしたり、面白く付け加えたり、ウンチクを入れたりね。
名人と言われる師匠の語り口は、本当に素晴らしく自然に耳に入るんですが
私はシロートなので、とりあえずストーリーをしっかり伝えて、その中で退屈な時間にしないように努力をしました。
下げを言って拍手をもらった時は、うん、ちょっと病み付きに似た快感かもですねぇ^^;
うん、まぁ仕事は楽しいし、多少なりとも経済的に助かってるのでいい事だと思う。
利用者さんはそういう事に飢えているからね。
やはり歳を取っちゃうとね、家族のお荷物になってるっていう自覚が芽生えちゃうからね。
笑顔で迎えてあげて、楽しい時間を過ごせるっていうのは特別なんだと思う。
それとね、どうせならば自分にしか作れない時間を作ってやろうとね。
お?今日はコイツいるのか、ラッキー!と思われたら最高じゃん。
ま、給料がびっくりするほど安いという事以外は、とても順調に来ております。
病院と比べちゃうとね、そうなっちゃいますよねぇ><;
外からの視点ね、たぶんそういう事だと思うんだけど・・・
ところがですよ、色々な事が聞こえて来ちゃってねぇ。
とても同僚ドライバーには言えないようなね、上の人のスキャンダルとかね。
何か最近は、介護職の愚痴聞き係りになってる気もするんですけどぉ~!
ま、落語の腕前に心もとないものもあるけどねぇ^^;
でも喜んでくれたという事が、私にとって嬉しい出来事ではありました。
天職ねぇ・・・この前女の子の介護の社員さんに言われました。
料理が得意で大きなクルマの運転もうまい、トークも楽しいし気遣いも出来る、まるでデイのためにいる人だよね。
そう言われてね、でもこの業界の給料を考えると、いささか微妙な気持ちになった。
以前いた会社で、こんな風に学んだのね。
店舗(事業所)を評価する観点は3つある。
利用者(消費者)の評価、働く人の評価、経営側の評価。
利用者の評価は、支払う金額に対してサービス(商品)のクォリティが見合っているか。
働く人の評価は、自分の働きに対して賃金が見合っているか、あるいは気持ちよく働くことができているか。
経営側の評価は、しっかりと利益が確保されているか。
もっとも重きを置かねばならないのが、利用者の評価だと私は考えます。
残りの二つの観点は、利用者の評価が良ければある程度補えるから。
つまりは、私も夏やんも、きっと正しい努力をしているのだと思うんだ。
芸・・・まで行ってるのやらいささか疑問なんですけどね^^;
ま、特技という事で。
でもまぁ、こういう企画は無かったらしいので、喜んでいただけたようです。
そうですか、お祖母様が・・・。
デイも今では随分と変わって来ています。
利用者さんの尊厳を重視しようという事で、お年寄りでも一人の女性、男性として見てあげようという形ですね。
現在は非力な女性でも楽に入浴介助できるように、リフトなどもありますし。
やはり男性介護職の出番は減ってしまうのかもしれません。。。
ほんと、いつも思うのだけど・・・頑張っているその姿勢があっぱれ^^
猫さんの心意気を読んで、私も元気がでました。うん、仕事、頑張ろう・・・・!
落語は出来ないけれど、絵本の読み聞かせボランティアのときに素話はしたことありますよ~。
昔話を絵本は使わないで語ってきかせる、ってやつ。
ああいうのは、一度やると、意外とこっちも病みつきになったりしません?^^
利用者の方々って、つまるところ、社会的に弱い立場に立たざるを得ない方々だと思うので
関わってくれる人の温かさや心の深さに敏感なんだと思います。
気兼ねなく世話になろうか、っていう職員さんってそう多くはないですよね。
猫さんらしさがさらに活かせる場が広がるようにと、思います。
外堀からジワジワの方が、結局は全体像を確実につかめて良い仕事ができるかも。
私も、司書で採用になる前に、半年でも配架補助の臨時職員の期間があったことで
最初から司書だった人には見えないものが見えるので、大いに役立っていますよ。
人生経験の少ない人よりも人生経験豊富な人の方が
利用者さんには安心できる存在かと思います。
猫やんにとっては天職じゃないですかね?
若い方も今頃凄く必死でしょうね
第一は「人間関係を築く」という事だと思いますのでね。
私は落語は出来ませんし、何も芸はありません
ただただ会話で利用者さんを楽しませるそれしかできません
これはヘルパーの場合ね^^
内勤の場合は利用者さんは仕事に来ているので甘い顔ばかりは出来ません
どうやったら仕事してくれるか?どうしたら理解してもらえるか?
何気に大変な事ばかりですね~
お互いに立場は違えど福祉という共通の事がありますからね
頑張りましょうや^^
何か芸があるとこういうときに役に立つんでしょうね。
落語でしたら入所者さん大喜びされたのではないでしょうか。
亡くなった祖母がデイサービスに通っていたんですが、入浴は男性が担当していたそうですよ。女性だと力がないから抱えるのが大変だそうで・・・90超えてましたから男性に見られても気にしなかったのかもしれませんが。
ま、病院の頃もそう考えてやっておったのですがねぇ。
結局は皆、自分の立場を守る事が最優先の職場だったようです。
給料良かったんですがねぇ・・・
「お楽しみ会」
ありましたよねぇ。
それぞれ皆、自分の仲良しさんを誘って出し物をやってましたが
私を誘う人は居ませんでした。
どうせアイツは独りで落語だろ?って感じで。
しかも、決まって私がラスのプログラムでした。
もう、プレッシャーっすよ!
花開く前に、髪が無くなるという事も良くある事でありまして・・・。
真面目にやっていれば、誰かが必ず見てくれている。さすがです(^-^)b
それにしても「お楽しみ会」なる言葉、懐かしいですw
子供の頃ありましたね。
コツコツやること、必ず花開くものですね(^-^)