Nicotto Town



夢の世界に

今日は毎年恒例のクロノス学園のハロウィーンパーティー。
そして、その中でも一番注目視されているのは仮装ダンスパーティーだ。

俺は一応企画リーダーにあたっているので、嫌でも参加しないといけない。
まぁ、もう相手はとっくのとうに決まっていたんだけども。

なんて考えていると時間が近づいてきていた。
多分、相手の子も着替えは終わっているはずなので、隣の部屋に向かった。
2回ノックすると誰ですか?という声が聞こえた。 
「俺だよ。
 ケント先生」
「あぁぁっ!
 ごめんなさい!」
バタバタと目の前の扉が開かれる。
「お待たせしました・・・・」
真っ赤になっているアリスちゃんをみて俺はすっと手を差し出した。
「俺のアリスちゃん。
 さぁ、夢の世界に向かおうか。」


「では、ハロウィーン仮装ダンスパーティーの企画リーダー九瓏ケント先生の登場です。」
ばっとスポットライトが俺とアリスちゃんを照らす。
アリスちゃんをエスコートしながら一段、また一段と階段を降りていく。
俺が一礼するのと同時にアリスちゃんもお辞儀。
「ねぇ、あのアリスの子って誰・・・?」
ざわざわとし始める会場の生徒たち。
ゴーんゴーんとパーティーの開始を知らせる鐘が鳴った。

「さぁ、みんな!
 楽しい楽しいパーティーの始まりだ!
 踊って笑って楽しんでくれ!」

俺の声とともに会場がわぁぁっと沸いた。


ダンスが終わってアリスちゃんと控え室?みたいな所に戻った。


俺は近くに誰もいないことを確認してアリスちゃんに耳打ちした。

「ねぇ、アリスちゃん。
 二人で夢の世界に行こうか。
 夜はまだまだこれから、でしょ?」


~おまけ~

赤「なぁ、先生。
 あのアリスの子って誰?」

緑「ほんとですよ~!
  誰なんですか!?」

紫「えー?
 そこにいるじゃん」

(赤・緑が辺りを見渡す)

緑「どこにもいないじゃないですかー!」

赤「え、ちょっとまって・・・?
  もしかしてタツキっく!?」

緑「そうなんですか!?」

紫「うんそうだよ(キリッ」

黄「せ、先生のばかっ!  
   奏くん以外には内緒って約束でしょっ!」

赤「はぁ!?
   泉!?
   何で泉が知ってんだよ!」

青「風紀委員としてですよ」



結果的に青と紫が勝ち組です←

#日記広場:自作小説

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2015/11/01 22:52
勝ち組笑ったww
アリスちゃんって誰…って思って焦った俺の気持ち返せww



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