破片
- カテゴリ:小説/詩
- 2015/11/04 10:31:33
長い長い付き合いだったのに
別れの言葉は短かった
ほんの数分で終わった二人の
これからは一体どうなるんだろう
待って待って待っていたはずの二人だったのに
長すぎた恋は叶わない
誰かが言った
そんな事はただの意地悪だと
思い込んでいたのに
この身に降りかかるなんで
飛んで来た火の粉を払いのけ
あなたにも払って欲しかった
でもあなたは自分の火の粉に夢中で
私のことなど見てはいなかった
自分だけで精いっぱいだった
いつからだったろう
あなたが私を見なくなったのは
ううん 私もそうかもしれない
そして今日という日を迎えて
明日が見えなくなって
あなたは怖くないの
この道を泳いでいくことを
私は怖くてたまらない
あなたなしで泳いでいくことを
もう寄る辺なきものになることを
忘れたかったあなたの姿なのに
光がまぶしくて輝きが強すぎる
前を向いて歩いて行きたいけど
戸惑いの深みにはまるばかりで
一歩も前には進めない
そっとガラスの破片を拾いながら
私も進んで行くのだろう
そしてあなたと違う人と
その破片を捨てることだろう
今はあなたの心しか拾えないけれど
ブログコメントありがとう!
ラジオ体操…うんうん
確かに効果は有ります…肩が上らない時ラジオ体操してたら治りました。