Nicotto Town



臆病者は嘘吐きに

注意
・2と3の間の方々とこの作品は一切関係ありません。
・腐向けでどろどろぐちゃぐちゃの話です。
・キャラ崩壊してるかもしれません。

CPは緑黄が主の緑赤、紫黄です。

Side*Sou*


俺の親友が好きになったのは、優しくて馬鹿ですぐに調子に乗るような部活の後輩。
だけども、後輩に好きな人がいる。
そして、それを彼は知っている。
後輩が好きになったのは、あいまいだけどしっかり者で誰よりも優しくてかわいい部活の先輩。

俺の担任が好きになったのは、あいまいだけどしっかり者で誰よりも優しくて可愛い部活の先輩。
だけども、先輩に好きな人がいる。
そして、それを先生は知っている。
先輩が好きになったのは優しくて馬鹿ですぐに調子に乗るような部活の後輩。

先生と親友の恋は叶わない。
だけど、後輩と先輩は臆病者でお互いを想いあっているのに想いを告げる勇気がない。

俺はこの前聞いてしまった。
先生と親友が話しているのを。

「なぁ先生。
 ほんとにいいの・・・か?」
「あぁ、お前がそれでも朴がほしいと思うなら。
 俺はどんなに姑息な手を使っても、タツキがほしい。
 たとえアキラが嫌だといっても俺はやる。」
「・・・・わーったよ。
 先生がやるなら俺もやる。
 せっかくのチャンス、無駄にはできねぇもんな。」

「その返事が聞けて嬉しいよ。」

このままだと、タツキ先輩とパクは騙される。
先生とアキラを悪い人にはしたくない。

だから、俺はこっそり二人に言ったんだ。
「勇気を出して告白してみたらどうですか?」
って。



「タツキー、さしぶりに今日俺の家に泊まっていかない?
 明日休みだし!」
「行くー!
 やったぁ!
 最近先生のお家に行ってなかったから楽しみだなぁ~」

先生とタツキ先輩の会話を聞いてしょぼんとしているパクにアキラが近づいていく。

「なぁ、パクー。
 今日一緒にゲームしねぇ?」
「いいですね!!!!
 最近、ゲームしてないんでやりたいです!」
わいわいしながらどんどん遠ざかっていく無数の声。
その声を聞きながら俺はため息を一つついた。

あーあ。
せっかく俺が背中を押してあげたのに、二人とも結局、結局・・・・。

「伝えられなかったんですね・・・。」

誰もいなくなった部室に俺の声だけが響いていた。


Side*Kento*

俺は意地悪だからパクの目の前でタツキを誘った。

俺は嘘吐きだからタツキを騙して心を奪う。
たくさん、恋心について相談してきてくれた。
気持ちを聞いてきた俺にだから言えること。

「パクはな・・・・。
 アキラと付き合ってんだって」

俺の言葉を聴いたタツキが真っ青な顔をした。

「ぼ、僕、やっと頑張って告白しようと思ったのに・・・・。
 でも、こんな寂しい終わり方、したくない。
 ちゃんとふられてこの恋にさよならしたい・・・かな」

タツキは涙をこらえて儚く笑っていた。
その瞬間、俺はものすごい罪悪感に刈られた。
だけど、もう後戻りはできないんだ。

「タツキ・・・。
 俺はタツキがふられて悲しんでるところなんて見たくない。
 パクじゃなくて俺にしないか?
 俺じゃ、パクの代わりにはなれないけど・・・・
 それでも、それでもタツキが辛いとき、泣いてるとき、悩んでるとき、ずっとそばにいる。
 だから、俺と付き合ってくれ」

俺はタツキを抱きしめた。
これでもかというほど力強く。


「タツキ、我慢しないでいいんだよ。
 タツキが泣き止むまで、いいや、タツキがパクのことを振り切れるまで俺はずっとタツキのそばにいてやるから。
 ・・・な?」

タツキの瞳から溢れ出す涙がどんどん俺のシャツを濡らす。

「せ、せん、せ・・・
 ぼく・・・・ぼく・・・・」
 

タツキ・・・・嘘吐きでごめん。
だけど、好きだというこの気持ちに嘘は無い。


Side*Akira*

俺はずるいから、心が弱っているお前をつけこんだ。

何度も相談してきてくれた俺だから言えること。

「あのな、パク・・・。
 タツキックと先生、付き合ってんだって・・・。」

うつむいてた顔を上げてパクを見る。
泣いてるのかと思った。
だけど、パクは泣きそうなくしゃくしゃな顔で笑っていた。

「そう・・・なんですね。
 勇気を出して告白してみようと思ったんですけどね・・・・。
 迷惑になるかもしれないけど、当たって砕けたいものですね・・・。」

一滴、また一滴とパクの頬を濡らしていく涙。

「あれ・・・・?
 僕、何で泣いてるんでしょう・・・。
 叶わない恋だって分かってた筈なのに・・・」

無理するなよ・・・。
見てる俺だって辛いんだ・・・。

「なぁパク。
 俺は砕け散って泣いてるお前の姿なんか見たくない。
 俺だったらお前をそんな風に泣かせたりしない。
 パクが嫌って言ってもそばにいる。
 ・・・・だから、俺にしろよ」

ぎゅっとパクに抱きつく。

「俺はずっとずっとそばにいる。
 だから、我慢せずに泣いていいんだぞ」

パクの流す失恋の涙が俺の肩を濡らしていく。

後悔をしていないわけじゃない。
でも、もう後戻りはできないんだ。



Side*Sou*

「ダメ・・・・だったんですね。」
きっと昨日アキラと先生はタツキ先輩とパクを騙した。
酷い嘘と、甘い言葉で。

今日の部活での風景を見ていたらそれくらい一目瞭然だった。
いつも一緒にいるタツキ先輩とパクがお互いを意識して避けていたからだ。
そして、タツキ先輩は先生と、パクはアキラと共に行動をとっている。
これを見れば、すぐにあの嫌な計画が実行され、成功したことなんてすぐにわかった。

それでも彼らはいつもどおり笑っていた。
楽しそうに、辛そうに、泣きそうに。

パクとタツキ先輩は気持ちを伝えなくて本当に後悔していないんでしょうか?

アキラと先生は騙したことにたいして本当に後悔していないんでしょうか?



Happy or Bad  ?
































「俺は後悔してるんです・・・・・。
     好きだと伝えられなかったこと・・・・・・。
         俺のように命が尽きてしまったらもう、手遅れなんですよ・・・・」


俺の声は誰もいない部室で静寂に溶け込んでいった。


Bad  EnD


悲愛ですね。
悲しいですね。


何かあれですね。
あのー・・・・昼ドラみたいなどろどろした感じ←

現実の彼らはもっとハッピーな感じの人たちですよ!!

#日記広場:自作小説

アバター
2015/11/12 20:49
ファッ(゜-゜)

奏くん亡くなってるのかよ…!ww
待って、それが一番衝撃的だったんだけど…(゜-゜)

悲恋悲し過ぎか…昼ドラは結局はいい方向に向かうじゃん?
こっちの方が悲し過ぎて怖いわww
ハッピーな皆が懐かしい…←

でもな、こういう系結構好きなんだww((
アバター
2015/11/09 20:54
いきなりすみません!広場からです!
悲しいですね・・・たぶんまた読みにくるかもしれません・・・w
ごめんなさい!



Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.