潜水艦計画でサイバー攻撃=中国が情報入手狙う?
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- 2015/11/09 20:24:45
【11月9日 時事通信社】オーストラリアン紙は9日、オーストラリア政府が進める次期潜水艦開発計画をめぐり、関係部署に対し、機密情報入手を狙ったサイバー攻撃が繰り返し行われていると報じた。ネットワーク侵入は許しておらず、重大情報の流出は確認されていない。中国やロシア政府が関与している疑いが浮上している。
豪政府は日本、ドイツ、フランスから今月末までに開発計画案の提出を受け、来年上半期に発注先を絞り込む見通し。新潜水艦は、海洋進出を強める中国の動きを監視するのが主要任務の一つ。中国政府が機密情報を入手しようと、ネットワーク侵入を試みている可能性がある。
独防衛企業関係者は同紙に、造船所で毎晩、ハッキングの試みが「30~40件確認されている」と認めた。日独仏は、機密書類をインターネット経由でやりとりせず、できるだけ豪政府に手渡しするなど警戒を強めているもようだ。(c)時事通信社
http://www.afpbb.com/articles/-/3065942