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テスト公開


パリで同時多発テロ、フランス全土に非常事態宣言

 パリ郊外、サッカーの試合の歓声が大きな爆発音に切り裂かれました。

 「気をつけろ、2回目の爆発だ。逃げろ逃げろ、テロだ」(スタジアムの近くにいた人)

 爆発は近くのバーでの自爆テロとみられAP通信によりますと、少なくとも2人が死亡しました。スタジアムではサッカーのフランス代表対ドイツ代表の親善試合が行われていて、フランスのオランド大統領も観戦していましたが、避難して無事でした。

 しかし、パリでのテロはここだけではありませんでした。パリ北部、アメリカのロックバンドのコンサートが行われていた劇場で、武装した男ら数人が外のカフェで自動小銃を乱射、そのまま中に入りさらに乱射を続けました。中には1000人を超える観客がいたとみられますが、乱射は10分から15分続いたということです。

 「コンサートの最中にすぐ後ろで大きな音がして、誰もがショーの演出かと思った。みんなで身を寄せ、体を縮めていたが、テロリストは四方八方に発砲を続けた」(コンサートの観客)

 治安部隊が突入、犯人らが自爆するなど現場はさながら戦場のようだったということです。フランスメディアによりますと、この劇場で少なくとも80人が死亡、犯人らも死亡しました。

 さらに、パリ市内の複数の飲食店周辺で銃撃があり、あわせて30人以上が死亡するなど、テロとみられる攻撃は少なくとも6か所で起き、合計の死者は120人を超えました。

 「パリ全域で前例のないテロが起こっている」(フランス オランド大統領)

 オランド大統領は非常事態を宣言。捜査当局は、これまでに犯人とみられる8人のうち7人が自爆で死亡、1人を射殺したとしていますが、共犯者もいるとみて捜査しています。

 パリの日本大使館は「今のところ日本人が巻き込まれた情報はない」としています。

 「犯人の1人は黒に白縞の運動着を着ていて、25歳より若かった。もう1人は茶髪で、とても穏やかに見えた」(コンサートにいた目撃者)

 劇場での目撃者が現地メディアに語ったところによりますと、“犯人らはアラビア語で「神は偉大なり」と叫んだり、フランスによるシリア領内への空爆について口にしていたりした”ということです。

 フランスは今年9月から、イラクに加えてシリア内でも過激派組織「イスラム国」に対する空爆に参加を開始しています。しかし、それ以前からフランスは度々テロの標的になってきました。

 「ムハンマドの仇をとったぞ。シャルリ・エブドを殺した」

 今年1月には、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を載せた新聞、「シャルリ・エブド」の事務所などが襲われ16人が死亡、この時にはアラビア半島のアルカイダが犯行声明を出しました。

 また、今年8月にはオランダのアムステルダムからパリに向かっていた高速鉄道で、自動小銃などで武装したモロッコ出身の男がたまたま乗っていた非番のアメリカ兵らに取り押さえられました。こうしたことから、フランス当局はパリなど主要都市で常にテロを警戒している状態にありました。(14日16:55)


http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2635540.html

 

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