Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


見送って


昨夜見た夢
彼と楽しそうにしていた夢
でもこれは夢でしかない
彼のことは忘れなきゃならない
もう手の届かない彼のことなんて


事情を持って帰って行った
彼の唇もふるえていた
愛し合ったものが引き裂かれるなんて
私の唇も凍っていた
でもまだ手のひらに残った愛の炎


彼を追えばよかったのかもしれない
でもできなかった
余計にあなたを苦しめるから
もう二人は元には戻れない
それを思い知っているから


あなたを乗せた列車が出る
私は追いかけようともしない
ただホームに立ちつくしたままで
目だけを追っていた
心だけが飛んで行った


もし心を飛ばすことができたなら
あなたの所に飛ばすのに
でもそんな事は出来はしない
だってあなたを困らせるだけ
どこにしまおうかこの胸の想いを


出会いがあって別れがあって
人生なんてそんなものかもしれない
あいする人との別れはこんなに辛いけど
また出会いがあるのかもしれない
あなたにも私にも


一つ季節を見送って
やがて木の葉の舞い散る季節がやって来て
カサカサと音を立てて踏みしめるそれは
強さを持って生きのびる
私達もそんな生き方をするもかもしれない




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.