Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


盲目


あなたの背中のぬくもりが
のこっているかいないかじゃなくて
私の掌に指し示す
もうつかめないのもだと言うことを


あなたと別れることを知っていらなら
何故もっと愛さなかったろう
ううん それは違う
知らなかったのはきっと私だけ



気付かなかった愛の汽笛を
一度も振り返らなかったなんて
そこに愛の駅がたたずんでいても
二人を包んでいた事も


愛にはいくつもの道があることも
知らなかった
それが盲目だと言うならばそれでいい
信じていたのは私一人だったから


あなたが向かった道がどんなものでも
影も落としていなくて分からない
ただ私の影が物語っているだけ
足元に動けないで映るそれが


もう忘れたい
気付かなかった心も傷も
そっと愛の箱のふたを閉めて
悲しみも苦しみも閉じ込めておこう
いつか開く日が来るまで


そしてその日が来るとしても
恐れない私でいたい
辛い気持ちを空に飛ばして
風を受け止める私でいたい




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