ラーメン半チャーハンの真髄を追求す。
- カテゴリ:グルメ
- 2015/11/28 09:32:56
出先で時間が余り、数か月ぶりに仕事中に昼飯を食いました(私は一日一食主義)。
中華屋で目に留まったBセットを頼む。ラーメンと半チャーハンである。
半チャーハンにかなり大量の焼豚が入っている……オイ、違うだろ店主。
この手のセットの炒飯のウリは「シンプル・薄味」ではなっかろうか。
もはやゴミレベルではないかと思うくらい細かく刻まれた焼豚かハム、
同じく細かく遍在するタマゴ、おせじのようなグリンピース数粒。これでなきゃ。
とくにですね、ハムならプレスハム薄切り、焼豚なら食紅使った本格的なヤツ。
価格は雲泥の差であろうが、チャーハンの色彩感は非常に重要であるぞ。
タマゴの黄、グリンピースやネギ系の緑、そして赤。三位一体である。
私は茹で豚系チャーシューと本格チャーシューを厳然と区別する焼豚原理主義者。
いえいえ、どっちも好きっす。ただね、TPOってものがありますわな。
東京ラーメンなら、たとえ薄っぺらでも本格チャーシューでないとね。ヨロシク。
こうなると、ラーメン用とチャーハン用の肉類の厨房内管理区分も大切になる。
ラーメン用はどっちでもいいけど、チャーハン用は別物にしてほしいな。
だからこそ、プレスハムという安物が俄然浮上するわけですよ、お分かり?
脱線しすぎた。汁物と飯物、双方の美点を上手く伝えるのがこのセットだ。
シンプルな中にも具材という華のあるラーメンというメインディッシュに、
さりげなく、清楚にサポートする半チャーハン。この対比に店の美意識が出る。
あ、そうだ。白レンゲはね、ラーメンに添えた1本だけでいいんだよ。2本つけるな。
小皿の漬物は確かに嬉しいけど、少々ウルサイな。これはいらぬ。
おい、そこの店、チャーハンの脇に紅ショーガや福神漬を添えるな。色がクドい。
全国のラーメン半チャーハン写真集なんてあったら面白そうだ。
喰わずに写真だけで、美術点のみで評価してやろう。
全世界の中華店主に告ぐ。キサマの心根は半チャーハンに現れる。心せよ。
へへへ、爺世代は食べ物エッセイ大好きだから、真似したくなるのです。
でも『喰い方』に講釈を垂れるのは……垂れるほうはともかく、受ける方は不愉快ですよねー。
蕎麦の食い方、私はドップリ派なので時々年寄りに叱られます。でも好きなんだもん。仕方ない。
読ませていただきました。^^
ユースケさんが 蕎麦を打ったら凄くこだわりそうですね。
食べる人にも作法をレクチャーしてそう・・・(^^ゞ