Nicotto Town


takoまたコケ魔したの日々


ゲゲゲ


大好きだった水木しげる先生がなくなってしまった。

ゲゲゲの鬼太郎は昔テレビで見たことがあったけど

出会いは学校の図書館で偶然手にした 自伝の『ほんまにオレはあほやろか』

子どものころ妖怪の話をたくさん聞かせてくれたのんのんばあ、学校の成績がまったくだめでほんまにオレはあほやろかと思ったこと、ただ一人の生き残りとなった南の島の戦争体験、現地の人たちとのおおらかな交流、左手を失っても右手があると書き続けた貧乏なマンガ家生活、すべてを受け入れ自分を信じ続けた水木先生の人生は衝撃的だった


そこから水木作品を読みふけった特に好きなのは

貧しい新聞配達の少年に希望を与えた『テレビくん』

孤高の救世主を描く『悪魔くん千年王国』

シュールな死神がグサリと心に刺さる『河童の三平』

子ども向けなのに見えない人間のリアリティが見事に描かれた名作

死は生とあまりにも地続きでぽっかりと空いた穴

バリエーション豊かで飽きさせない素晴らしい才能

先生の笑顔はおおらかで無邪気で人を幸せにした

いったいこれまでどんな取引をしたのだろう

死神は先生の魂を懐に入れてもってってしまった

ご冥福をお祈りいたします




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