住民と軍が衝突、87人死亡 政情不安のブルンジ
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- 2015/12/14 18:39:26
(CNN) アフリカ東部ブルンジの軍当局者は12日、首都ブジュンブラで前日から住民らと軍兵士との間で衝突が発生し、少なくとも87人が死亡したと述べた。警官4人と兵士4人が含まれる。
兵士9人と警官11人が負傷した。
同国ではここ数カ月間、現職のヌクルンジザ大統領が異例の3期目を目指して立候補を宣言したことから政情が混乱。衝突も起きて多数が死亡し、17万人以上の住民が同国を逃れる事態となっている。
今年5月には同大統領がタンザニアを訪問中、軍将官がクーデター未遂事件も引き起こしていた。
同国では2005年までの12年間、多数派民族フツが少数派ツチが主導する軍部に反旗を翻す内戦が発生し、約30万人の犠牲者が出た。国連や非政府組織などの間では大統領選に絡む今回の国内対立が民族抗争の再燃につながりかねないとの懸念が強まっている。
http://www.cnn.co.jp/world/35074851.html?tag=cbox;world
ピエール・ンクルンジザ(Pierre Nkurunziza)氏は、フツ系出身としては選挙で選ばれた2人目のブルンジ大統領です。
首都ブジュンブラ生まれ。父ユスタシュ・ンガビシャさんはフツの政治家でしたが、フツの虐殺が起きた1972年に殺害されています。 2003年末から暫定政府に閣僚として参加し、8月19日上下院議員による選挙で圧倒的な大差により大統領に選出され、2005年8月26日に正式に大統領に就任しました。