Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


夜空


クリスマスのイルミネーションが
そこここにどんどん増えて行く
「今年はあそこに行こう」
そんな言葉を交わしたけど
夏の暑さに耐えられなかった


ふと夜空を見上げてみる
それはもう夏のものではなくて
姿を変えているけど
追いかけた夏空に向かったのは
多分私一人


光る星達は
同じものなど一つもない
自分を光らせるのが精いっぱいで
地上に届けるのが役目のように
夜空をきらめかせている


暑かったアスファルトも
小雪の中をのぞかせる
明日も明日もその明日も
時は間違いなくやってくる
立ち止まる私を残して


もう行かなくちゃいけない
それは分かっているけれど
どんなきれいなイルミネーションも
一人ではさびしすぎる
でも誰も側にはいない


あなたにもらった小箱を開けると
クリスマスソングが流れてくる
もう何もかもなくしてしまったと思っていたけど
こんな所に残っていた
小さなあなたの破片が


キャンドルを灯そう
部屋の中を暗くして
そして心に残しておこう
このメロディを
メリークリスマス あなたに言おう

アバター
2015/12/21 12:09
彰さんへ
コメントありがとうございます。

こんな裏側のクリスマスもありますね。
楽しいばかりじゃないんですよね。
アバター
2015/12/20 08:04
ジーンと来ました_(._.)_



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