中国軍、兄弟は戦車同乗禁止、戦死想定した新規則
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- 2015/12/17 19:45:33
中国人民解放軍機関紙の解放軍報によると、同軍第16集団軍は今年(2015年)になり、「双子またはその他の血を分けた兄弟の兵士は、1つの分隊に配属したり1台の戦車に乗務させてはならない」との規則を定めた。戦闘時の負傷や死亡を念頭に、家族(遺族)に過大な苦痛を与えないためという。
第16集団軍は吉林省長春市に総司令部を置く。傘下には第46自動車化歩兵旅団、第48軽機械化歩兵旅団、第67特殊旅団、第68重機械化歩兵旅団、第69機械化歩兵旅団、第204機械化歩兵旅団、第4機甲旅団、砲兵旅団、高射砲旅団がある。
同集団軍指導者によると、国防教育の進展と待遇の向上により、双子やその他の実の兄弟の入隊が増えてきた。これまでは、同じ分隊に配属したり1台の戦車に乗務させることが多かったという。
同集団軍の政治部の責任者は、「現代の戦争は、発見されたらすぐに破壊される。兄弟が1つの分隊や同じ戦車にいれば、戦闘時に同時に負傷したり死亡したりする可能性が大きい」として、家族に過大な苦痛を与えないために、今年入隊した新兵から、新たな配属方式に変更したといいう。
今年入隊したという双子の兄弟によると、「子供のころからずっと一緒で、軍にも一緒に入隊しましした。同じ分隊に配属されると思っていたが、別になりました。最初はどうしてだか分かりませんでした」と説明した。
上司に説明されて感動し「部隊の指導者はわれわれのために考えてくれている。励まねばならない」と改めて思ったという。(編集担当:如月隼人)
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武器が旧式化した中国が、新しい武器との入れ替えをしなければいけなくなったのと同様に、共産党員のみで構成されている人民解放軍も、一人っ子政策のツケ、少子高齢化に伴った兵指数の削減と自民族の温存(2005年発言)に力を入れざるをえなくなってきたようです。