戦闘機T-50、インドネシアの民家に落ちる
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- 2015/12/21 00:42:58
訓練用超音速戦闘機Т-50 Golden Eagleがインドネシアの航空ショーの最中、民家に墜落した。APが伝えた。
20日、ジャワ島のジョクジャカルタ市での事故。戦闘機はインドネシア空軍のもの。乗員2名は死亡した。他の負傷者については報道がない。
目撃談では、機体は瞬く間に地上に落下し、地面と衝突した後、何度か爆発が起きた。原因の究明が行なわれている。
https://www.youtube.com/watch?v=tb04hPob8U0
http://jp.sputniknews.com/incidents/20151220/1349628.html
ロシアのメディアにはロシア製ステルス戦闘機T-50パックファが写真に載っていますが、墜落したのは韓国製戦闘訓練機T-50ゴールデンイーグルです。
T-50ゴールデンイーグルは韓国の自国で使うためと、発展途上国への輸出を考えて作られ1992年から作り始めた機体で、アメリカロッキードマーチンの技術支援を受けて開発されました。
エンジンはアメリカゼネラルエレクトリック社製F404GE402を1機搭載し、形は台湾の戦闘機“経国”(1986年製造)と共通、1機あたり38億円と言う非常に安い価格で作られ、爆撃練習、空中戦でのミサイル発射練習も出来、実践でも実弾を搭載することで戦闘が可能な機体となっています。
2012年と2013年に相次いで墜落した経緯があり、操縦系統に問題があるといわれましたが改善したと報告され、現在でも輸出され、インドネシア28機、イラク24機、フィリピン12機、タイに4機を売却することが決まっています。
乗員2名、全長12.98m、全高4.78m、全幅9.17m、最大速度マッハ1.5、実用上昇限界14630m、ターボファンエンジン1期、飛行距離1851km。