南シナ海にイージス艦配備 中国、米軍けん制か
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- 2015/12/21 00:46:19
【北京共同】中国海軍は15日までに「中国版イージス艦」と呼ばれる最新鋭ミサイル駆逐艦052D型「合肥」を、南シナ海を管轄する南海艦隊に配備した。同艦隊に配備された052D型は「昆明」「長沙」に続き3隻目。中国英字紙チャイナ・デーリーが伝えた。
米軍は、南シナ海で中国が造成した人工島周辺で再び艦船を航行させる方針を示している。中国軍は最新鋭艦を投入して米軍をけん制、実効支配を固める狙いがありそうだ。
軍研究機関の関係者は052D型について「長距離作戦で空母戦闘群を守る力がある」と説明しており、将来的な南海艦隊への空母配備も見据えた動きとみられる。
同紙などによると、052D型は約7千トンで、敵のレーダーに捕捉されにくいステルス性も備えているとされる。中国軍研究者によると、中国軍は052D型よりもさらに大型で約1万トンの駆逐艦055型の開発も進めている。
http://www.sankei.com/photo/daily/news/151215/dly1512150039-n1.html
NATOネーム旅洋-III型ミサイル駆逐艦は2014年から配備が始まった中国の最新鋭ミサイル駆逐艦です。
エンジンはドイツMTUフリードリヒスハーフェン社製MTU 20V956 TB92 V型20気筒ディーゼルエンジンが2基、ウクライナの国営企業ゾリャー・マシュプロエークト社製GT-25000ガスタービンエンジン2基を搭載し、戦術データリンクシステムは最新型の“全军综合数据链系统”と呼ばれる中身はよくわからないがアメリカのデータリンク16システム並みの能力(自衛隊はイージス艦の新型のみ装着)に匹敵するとされる高レベルチャイニーズイージスです。 フェイズドアレイレーダーは空母「遼寧」搭載の348型レーダーを搭載しているが、莫大な電力を消費するフェイズドアレイレーダーのため、物凄い量の発熱を処理するのが大変で空母ではカバーを丸く作っていましたが、この艦ではカバーが平らな装甲になっているため、この問題が解決していると見る専門家も多いそうです。