今年の漢字「本」
- カテゴリ:ニュース
- 2015/12/28 00:54:49
とにかく、今年は本をよく読んだ一年だった気がしますね!
ゼラズニィ『伝道の書に捧げる薔薇』
ギブスン『クローム襲撃』
と、早川文庫の復刊フェアで名作短篇が復活されたので、
勢いに乗って、ミステリーやSF、ファンタジーを読み返したり、
新作を買ったりしてました。
で、読み直して意外と良かったのが、
P.G.ウッドハウス作の”執事ジーヴス”シリーズ!
これは主人がお間抜けで、執事が優秀で嫌味と言うコメディの金字塔で、
「謎解きはディナーの後で」などはこの系譜の一端に連なっています。
コメディありミステリーあり恋愛譚ありと、気楽に読める名作です、
本屋で見かけたら、お正月のちょっとした時間に読めるので是非~
パラソル奇譚もウッドハウスの影響あるんですね。
英語圏コメディは少なからず影響受けてそうな気がしますw
ハリウッドドラマ『ドクターハウス』も、上司とのやり取りが面白い作品でした。
小説版は知ってますが、海外マンガ化されてたのは知らなかったです、
シリーズも大分出てるので、来年あたりに纏め読みしようかな~?
脇キャラのスピンオフも出てるんですよね。
英国パラソル奇譚の作者がウッドハウスファンで強く影響を受けたと言ってましたね。
パラソル奇譚はアメリカで「マンガ」化(コミック化ではなくマンガだそうです)されてて、絵が可愛かったので翻訳されないかなと期待してます。
でも翻訳されても値段が高そうで。
ウッドハウスのジーヴス・シリーズは有名で、
現代小説の中では一つのベースになってると思いますね。
ただこのテーマは実は2000年前の帝政ローマからありましてw
小説『サチュリコン』で、自由奴隷がローマ貴族達を手玉に取る話がありますよ~
洋風で異国情緒があってすてきです~
執事ジーヴスが元祖なんですかね?
恋愛譚探してたので冬休み中に読んでみようかな(*´ω`)