国産ステルス実証機、来年2月にも初飛行
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- 2015/12/30 18:00:48
国産初のステルス戦闘機開発に向け、防衛省の発注を受け三菱重工業などが製造している試作機「先進技術実証機」の初飛行が来年2月にも行われる見通しであることが27日、防衛省関係者への取材で分かった。
実証機は当初、ことし3月までに防衛省へ納入される予定だったが、エンジンや操縦系統でさらに検証が必要になり、来年3月末まで納入期限を延長し、機体の作動確認を進めていた。
関係者によると、初飛行に先立つ来年1月末、各機能試験が行われている愛知県豊山町にある三菱重工の工場で地上滑走試験を実施。その後、地上での試験を継続し、2月に同工場から航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)まで飛行する計画だという。
防衛省によると、機体の製造は国内の複数の防衛産業が参加し、平成21年度に始まった。全長14・2メートル、全幅9・1メートル、全高4・5メートルで、レーダーに映りにくい炭素繊維の電波吸収材を使用しており、ステルス性能を備えている。
http://www.sankei.com/politics/news/151227/plt1512270014-n1.html
X-2は、日本の防衛装備庁が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機です。
将来の国産戦闘機に適用できる先進的な要素技術を実証するために、実用化する為の試験機ではなく、実用化の設計をするための基礎データを集めるテスト機で、人が乗れる小型模型の様なものとなっています。