地中海経由の難民100万人に=国連
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- 2015/12/31 17:26:24
【12月30日 時事通信社】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は30日、地中海を渡って今年欧州に入った難民や移民の数が100万人を超えたと発表した。2014年から5倍近い増加で、過去最多を大幅に更新した。
内戦が続くシリア出身者が全体の約半数を占め、アフガニスタン、イラクからが続いた。84万人以上がギリシャに到着した。渡航の過程で3700人以上が死亡または行方不明になった。
援助関係者の間では、シリア内戦が解決に向かわなければ、来年も難民らが欧州を目指す動きは収まらないとの見方が多い。(c)時事通信社
http://www.afpbb.com/articles/-/3071811
地中海渡り欧州上陸の難民、年間100万人超に
【ジュネーブ=石黒穣】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は30日、地中海を渡って欧州に上陸した中東やアフリカからの難民が2015年の1年間に100万人を超えたと発表した。
その大半が、バルカン半島の旧ユーゴスラビア諸国を北上するルートなどを通り、ドイツや北欧諸国に向かったとみられる。
同事務所の集計によると、年初から100万573人が欧州に上陸し、14年(約22万人)の5倍近くに上った。上陸できずに海で死亡したり行方不明になったりした人は3735人を数えた。上陸地点はギリシャが約84万人、イタリアが約15万人を占めた。出身別では内戦が続く中東のシリアが49%で、アフガニスタン21%、イラク8%、アフリカのエリトリア4%と続いた。
2015年12月31日 09時29分 Copyright © The Yomiuri Shim
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