2015年独断と偏見によるドラマ大賞 第6回
- カテゴリ:テレビ
- 2016/01/01 15:49:30
今回の独偏賞は大晦日の気ぜわしさでついアップを忘れてしまい、年を越してからの発表になります。昨年はいろいろあって、数年間続けていたドラマの各回の感想を中断してしまいました。今年は復帰できればと考えていますが、まだまだどうなるかわかりません。しかしこの賞だけは続けていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。まず各賞の発表から、大賞の発表は最後です
■ミステリードラマ賞
相棒 season13 (1月期)
3番目の相棒である甲斐亨の幕引きが、あまりにも酷かったですが、他は安定の内容でした。また、今年は他に目立ったドラマがなかったという消極的な理由もあります。
■コメディー賞
民王 (7月期)
今年はコメディドラマをあまり見てなかったのですが、このドラマはコメディとしてもなかなか上質なドラマでした。
■恋愛ドラマ賞
※該当作品なし
■ヒューマンドラマ賞
DOCTORS 3 (1月期)
今回で3作目を数え、安定を感じさせましたが、もう少し冒険してもいいかなと思います。相変わらず個性的な医師たちのキャラが突出してました。
■ホームドラマ賞
※該当作品なし
■時代劇・歴史ドラマ賞
一路 (7月期)
まったく期待していなかったダークホース的ドラマでしたが、いい意味で期待を裏切る見応えある作品でした。
■深夜賞
民王 (7月期)
ここまで民王に花を持たせることもないかなと思いましたが、他作品と比べるとやはりパワーが違いすぎるので、仕方がないので受賞ですw
■ネタドラマ賞
※該当作品なし
■特別賞
ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~ (4月期)
今となってはなかなか難しいテーマを、重くなりすぎずに軽快に、なおかつ感動的に描いたドラマでした。
■主演男優賞
遠藤憲一 (民王)
やっと主演男優賞がジャニ以外の、しかもかなり渋い俳優さんになりました。もう1人の候補・菅田クンもなかなかよかったのですが、やはり演技面で比較すると、エンケンの年の功が勝ってしまいますね。
■主演女優賞
大島優子 (ヤメゴク)
元々大島には演技力が備わっていると思いますが、今作ばかりは彼女の魅力を最大限に活かした演出の勝利だと思います。
■助演男優賞 ※ダブル受賞
北村一輝 (ヤメゴク)
腕っ節はからっきしだけど、人情に篤く、暴走しがちな主人公のストッパーとして、また重い展開における一服の清涼剤として、幾重にも光りを発する存在でした。
高橋一生 (民王)
インテリ、シニカル、神経質、童貞という、彼にしか出来そうにない難しい役を演じ切り、ファンを増やしました。
■助演女優賞
仲間由紀絵 (相棒)
仲間の演技は時としてくどく見えることがあるのですが、キャリア官僚という役柄は彼女にぴったりでした。次期相棒に内定しているとの専らの噂ですが、どうなんでしょうか。
■脚本賞
西荻弓絵 (民王)
原作の内容だけでは、あそこまで面白くはならなかったと思います。脚本を含め、スタッフ、キャストなどの関係者一同のチカラですね。
■音楽賞
花燃ゆ (大河D)
志を半ばに散っていった志士たちの無念、そして残された者たちへ引き継がれていく遺志を思い起こさせるオープニングは、何度聴いても飽きませんでした。詩は松陰が残した「留魂録」の中から抜粋された文章なので、どちらかというと主人公のテーマというより、松下村塾のテーマでしたが。
◎◎◎ 大賞 ◎◎◎
民王
今回は正直、これとヤメゴクくらいしか大賞候補はありませんでした。ノミネートされた他2作品は一応クールのトップは獲ったものの、大賞としては少々力不足かなと。民王は今ではもうドラマの1ジャンルとして確立した感のある、入れ替わりがテーマの作品なのですが、これほど小説を映像化して面白くなった作品も珍しいのではないでしょうか。エンケンの怪演だけでも笑えるのに、主人公たちを取り巻くキャラも個性的で、ストーリーも面白く、前回は面白かったけど今回はイマイチなんてことがなくて、毎回楽しく見させていただきました。もっと早い時間に放映していれば、内容にふさわしい視聴率がとれていたのではないかと、そこだけが残念です。
【総評】今年はまず、ノミネートされた作品が1つしない、もしくはまったくない部門が多く、全体的に低調でした。それもこれも私が視聴率がいいドラマを見てないから、とも言えますが、ドラマ業界全体的に元気がないように見受けられます。今年はとにかく、とりあえず池井戸原作をドラマ化しとけばいいやみたいな風潮があり、結局面白いのも視聴率をとるのも池井戸作品という、面白くない結果になりました。まだ最終回を迎えてないのでここで書くことではないかもしれませんが、4代目を迎えた相棒も、比較的低視聴率をとり、そろそろ相棒ファンも相棒の交代劇に飽きた感があります。ドラマはオワコンと言われていた時、ミタや半沢が土手っ腹に風穴を空けましたが、今度はその半沢…池井戸作品が保守側に回ってしまっています。思うに次に風穴を空けるのは、刑事物のような気がするのですがどうでしょうか…。踊る大捜査線並の衝撃がまたこないかな、と、刑事物好きの私は思っている次第ですw 今年はいい刑事物なかったからなぁ。
そんな低調な中でも、民王とヤメゴクは今年のツートップと言っていいくらいの出来だったのですが、例年通り、私が気に入るドラマは数字が取れませんw ヤメゴクはコメディ成分の入ったシリアスストーリー、民王は政治経済の成分が入ったコメディだったわけですが、どちらとも笑いあり涙ありハラドキの展開ありの、素晴らしいドラマでした。こういうドラマが視聴率取れない時代って、ほんとつらい…。これにめげず、いつかは報われると信じて、ドラマ業界の方々には、いいドラマを作り続けてほしいものです。
まず、ミステリーとして見てはだめなドラマでした。
事件の方は右京さんなら開始5分で解決するくらいの簡単なもので、
ミステリードラマなら1時間でも退屈になっていたでしょう。
しかし、ドビュッシーやリストなどの美しいピアノ曲をバックに、
数奇な運命に翻弄される薄幸の美少女のドラマを丹念に描いており、
その点は見応えというか、聴き応えがありました。
特にドビュッシーの「月の光」は、私が高校生の頃ピアノで弾いていた
思い出深い曲で、当時の記憶がいろいろと蘇り、懐かしかったです。
鎌倉文学館は主人公が住む洋館の外観として使われていたのですね。
一応録画はしてありますよ。
見る時に注意して見てみますね^^
4月期のドラマをチェックしなきゃいけないのに、
いろいろやることがあってまだできてません(;´Д`)
一応何があって、何を見るかはさらっと考えてはいるのですが…
先日放映された「さよならドビュッシー」のロケ地が鎌倉文学館でした!
ドラマはまだ見てないのですが、本は読んでました。
ちょうど先日鎌倉文学館に行ったとき近所の建物にロケがきてて
何のロケかな~~?と思ってたらドラマでドビュッシーが!!
まさか?と思って検索すると当たってた^^
友達がドラマ見たら、文学館がでてた~~といってましたよ^^
でも、鎌倉文学館はこれから閉館の予定なんですよねぇ
素敵な建物なのになぁ。