Nicotto Town



裁縫と粘土とドール


子供(ドール)の居る貧乏大学生のグリムです。





ドールは初期費用もそこまでかけられなかったので服一揃いで精一杯でした。

しかも45センチの男の子はお洋服が少ないんですよね。



それでもウチに来てくれたかわいい天使のためにお洋服を用意したいのは親心。

そうなると必然的に選ぶ道はひとつです。「作ればいい」んです。




裁縫のイロハもわからない、浴衣ひとつ満足に縫えなかった人間が布地を買って、

なんとかかんとか着せられるものを作り始めました。

幸い贅沢を言う子ではないので拙いものでもなにも言わずに着て微笑んでくれます。





そこまではいいんです。そこまではいいんですが一つ重大な問題がありました。

ドール用の服飾小物がないんです。



布はユザワヤ等でいくらでも売っていますがドール用小物はそうはいきません。

ボタンひとつ、ワッペンひとつありません。あるのは専門店だけ。

でも専門店ってそんなにありません。遠いので電車賃もそれなり。しかも高い。

だからといってビーズ等で代用したくはないなぁ・・・・と。


そうなると必然的に選ぶ道はひとつです。「作ればいい」んです。








もうね、ここまでフルにハンドメイドになるとは思いませんでした。

ボタンはレジンや樹脂粘土で作れます。むしろこちらは裁縫より慣れてるくらい。

フリルなんて布にギャザー寄せるより粘土で作る方がうまいんですから。

金属はいじれませんが、金属塗料は持っているし箔を貼ってもいいですね。

木は・・・どうかな、いつか挑戦してみたいとは思いますけど。





自分のやってきたことがどう転がるかわかったもんじゃありませんね。

なにかを作るという行程になんの抵抗も感じない道を歩んでしまったのですから。

こうなる運命だったのかもしれないと、少し思いました。



昨日縫い上がった部屋着を着た彼がどう思っているかは知りませんけどね。






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