ぬくもり
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/01/29 10:15:46
恋していたのだろうか
愛していたのだろうか
心の中に問うてみるけど
こだまが返ってくるだけ
それは本当だったのだろうか
まるでもう一人の自分がいるように
外から自分を眺めていた
一人遊びと知っていたのだろうか
間違いに気付かなかったのか
答えは誰も知らない
もっとあなたを引き止めておければ
何があったんだろう
もがき苦しむあなたを
見ていたくは無かったのに
自分さえよければよかったのか
解き放たれた鳥たちは
どこに飛んで行くのだろう
気がついたら自由になったことも知らず
その自由さえ怖がって
行き先を探しあぐねている
手を取り合って歩いた時も
抱きしめあったその時も
こころは通じていると思った
そのぬくもりの中で
愛していると気付いたのに
もう遅かった
離れて行ったあなた
帰りを待ちわびても
もう帰って来ない
そんな事さえ知らなかった
冷たい風を身に受けて
何がつかめるのだろう
はるか遠い道に続く
何かが待っているのだろうか
おそれおののく私の足元を
コメ、ありがとうございます。
いつもながらのフィクションです。
こんな気持ちにになる人も、中にはいるのでしょうね。
ポエムなんでしようか?
なんか真実の事の様に思えるのですが…(毎回のブログ)
俺も昔を振り返り
別れた人の事を考えています…
コメントありがとうございます。
そうですね。誰もが悲しみの心はあるんでしょうね。
ただ言えないだけで、辛い気持ちを抱えている人は結構多いのかもしれませんね。
深層にある真相には誰もが抱えてる。
これって別に変じゃなくスタンダードじゃないでしょうか。