オトナ、ときどき晴れ。
- カテゴリ:友人
- 2016/01/30 12:03:10
「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」
去年の暮れから、怒涛の如く続いた買収計画に続き、
森林伐採「キャンプ場造成計画」
「オトナの秘密基地」建設計画、
「会員制海洋レジャークラブ」の小型ボート出艇用スロープ全面改修工事と、
(うちにしては)一大プロジェクトが目白押しで、
昨年度の経常利益にほぼ匹敵する予算を、使い果たしました。
えへへ♪
そんなに要ったの?
ごめんね、ポンポン発注しちゃって。
ソコへ持って来て、3月には、
戸建て賃貸住宅1軒の屋根と外壁の塗装工事が入ります。
これがまた物入りなことで。
そんな中、昨晩、売買担当者からホットラインが入りました。
いろいろなオトナの事情があって、
大至急、一件換金したい物件があるとのこと。
(ときどき、そーゆーことあります)
「土地付き一戸建て、駅近商店街ど真ん中、何商可の店舗付き住宅」
これがなんと、驚いてはイケませんよ。
なんと、たったの「250万円」です。
わたしも手形割れだの任意売却だの、
競売以前の格安物件を多々買受しておりますが、
今回のこの物件は、その最低価格を更新するほどのお買い得物件でした。
まあ、いつもなら「即・買いっ!」を出すところですが、
冒頭、申し上げましたように、
この2か月、カネかかり過ぎ!
いくら安いからといって、これに飛びついては、
またリフォームだの、受益者負担金だのいくら追加費用がかかるか分かりません。
しかし、かといってみすみす他所へ流すのは実にもったいない物件で、
担当者には、12時間待つようにと言って、電話を切りました。
実はNPO学術団体の関係で知り合った友人に、
この春、定年退職する教職員が一人います。
それはそれは真面目な方で、教育関係一筋で働いてこられました。
彼に助けられた人は、かなりの数に上ると思います。
でも、ここへきて第2の人生、
彼ならこの立地、この店舗を使って何かできるかも、
いや、よしんば自分で使わないとしても、
投資物件としては申し分ないはず!と、それからすぐに連絡しました。
「わかりました、考えさせてください」と電話を置き、
わたしは自社のリフォーム部門を原価で動かせば、
どれくらいの工事が出来るか、そんな計算をして夜を過ごしました。
そして、今日の午前中に彼の返事をいただきました。
なんと。
予想もしていなかった、返事でした。
「はなこさんが、お使いください。お金は用意します。」
ひええっ!
何をおっしゃるウサギさんですよ。
うちは人さまの大切なお金を借りてまで、
事業を拡張したいとは、夢にも思ってはおりません。
あなたにとって利益があると思えばこそ、お知らせしたまでで、
それをもとに、カネを貸せなどと言うはずもないではありませんか。
驚きました。
一晩かかって、わたしと一緒に泥船に乗る覚悟を決めておられたのです。
びっくりした。
そんな覚悟、しなくていいです。
だけど、なんだか・・・嬉しくってねえ。
サプライズってこういうことじゃないかなあ。
ほんとに、驚かされました。
わたしは、あなたのことを考えて言ったのに、
あなたは、わたしのことを考えてくださったのですか。
そのために大金をはたく覚悟をされたのですか。
何ということでしょう。
いやいや、この売買の話しは流しましょう。
そこまでしてはいけません。
ビックリしたけど、
とても嬉しいお言葉でした。
そんな風に考えてくださった人がいたなんて。
この歳で、巡り合えた友人の中では、稀に見る友情ではありませんか。
大切な友人であるからこそ、
わたしは友達には,お金を借りませんし、
また友人を失いたくないので、お金は貸しません。
お気持ちは、とても嬉しく思いました。
ありがとうございます。
あなたもきっと、そう思ってくださったのですね。
オトナの友情って、なかなかいいものではありませんか。
それを改めて教えてくださって、
ありがとうございます。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
気恥ずかしいので、電話を終えた発信音に乗せて、
そう申し上げました。
>また友人を失いたくないので、お金は貸しません。
まったく同感です
それにしても、運気が向いてるようですね
何よりです
退職金を物件に投資するよりも、すずはなさんに投資したほうが
儲かるor安心 ってことなんでしょうかね。
去る者は追わず。偽物は去る。真の友人が残る。
何て幸せなことでしょうか。
わたしも遠いから、お話が出たら資金だけ出して
はなこさんに全部お任せしちゃうなあ(笑)