難解なら難解なものほど・・・
- カテゴリ:友人
- 2016/02/02 00:28:15
今回のテーマの友人からのプレゼントとはちょっとずれるかもしれませんが、
友人や知り合いが読んで”意味不明”、”難解”な本や小説は、
私が読んで分析する事が昔から時々ありましたw
単純に面白い本だからオススメ!とか言うのは私に回ってこないで、
『頼むからこの意味を教えてくれ!』という事で、
共読を頼まれたり、半強制で貸される事が多かったです。
でも意外と私も得るものが多く、
カミュ『異邦人』、村上春樹『1Q84』などはそのパターンで読み始め、
評判に違わず(難解で)なかなか面白い作品だと感心させられましたよ(・ω・)ノシ
ちなみに音楽でもそういう事がありまして、
70~80年代のパンク・ミュージシャンですが、
イギリスのジョイ・ディヴィジョンというバンドの曲と歌詞が面白く、
今でも英語圏の詩集を探す時は、
そのバンドに影響を与えた詩人を探す時が多いですね。
『フィネガンズ・ウェイク』は原書の時点で”架空の言語”で書かれてるのでとても難解ですね!
私は未読ですが、ジェイムズ・ジョイスに興味があるので内容だけ知ってますが、
大工が突然死して、葬儀で蘇る話を、
フェニキアの神話やキリスト復活を交えて(架空言語で)語られていく物語だそうです><
うーん、難しい・・・・w
今では漫画が簡単な媒体、と言う考えは古いですねw
今じゃ日本文学より漫画の方が、内容も作る層の厚さも桁が違っちゃってますから、
もっと活字媒体には頑張って欲しいものです~
この手の本は時間が無いとなかなか読みきれないですね。
私が中学の頃の国語教師がよく生徒に本を薦めたり貸したりしてましたが、この先生の持論は「漫画を読むとバカになります、これは自分の経験です」でした。
しかし当時女子の間では萩尾望都がブームでクラスの女子2/3がワイワイやってて、その中にはクラスの成績上位者がほとんどはいっており、一番熱心な子の一人は学年一位で県下トップの高校に進学しました。
まあ、こういう人に何言っても無駄なので、みんなスルーしてましたが。
コメントありがとうございます(・ω・)ノシ
カフカやカミュの作品は、不条理さも際立ちますが確かに難解なモノが多いですね~
カフカは『変身』よりもっと短い『掟の門』『プロメテウス』『町の紋章』などが、
難解ですがキレが良くて好きです~
『ディアスポラ』も難しいですね!
私は大学が数学科だったので比較的楽に読めたのですが、それでも色々読み飛ばしてますw
でも話の本筋は、壮大な探求SFなので、読み飛ばして2部あたりから集中して読むと良いかもです~
カフカの「変身」も個人的には「異邦人」のように「意味不明」wな感じでしたが、今読み返すとまた違った解釈ができるのかもしれません。それが読書の醍醐味の一つでもあるのかも^^
あと思いっきり文系な私には時々SFにも解釈というか別の意味でちんぷんかんぷんな作品があります(;'∀')
グレッグイーガンの「ディアスポラ」は私には難解すぎたのを思い出しました。
私の周囲の場合は、やはりマニアな本や作家を読み込む人間が多いので
民俗学から理系まで色んな本が飛び込んできますね><
『1Q84』はカルト宗教や学生運動の要素も多いですが、
私は村上春樹版のルイス・キャロル『不思議の国のアリス』、T.S.エリオット『荒地』の
オマージュ作品として読んでました~
私は難しい本を読んでも結局どう調べていいか分からず曖昧なままで終わらせてしまう事がほどんどです。
村上春樹さんの『1Q84』は人に薦められて読みました。
昔世間を騒がせた宗教団体を彷彿とさせる社会的な要素と、物語の非現実的な要素が絶妙にマッチしていて面白いと思いました。ただ、え~っ!と思ってしまう描写が結構きつかったでふ~><。
やはり自分が趣味じゃないものは食指が伸びませんよねw
私の場合は、とりあえず私の趣味を知ってる人が同系統の本を持って来る事も多いですが、
全く趣味じゃない本を持ってきて薦められる事も時々あります。
でもそういう中に大当たりの名作もあるので、
そういう本も持ち歩いておいて時間が空いた時に読むと良いとおもいますよ~
読んでみないと分からないものですね。
でもなかなか、自分が興味ある以外は手が出ないです(^_^.)