Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


草笛


過ぎて行く季節の中で
いとおしかった心の中で
響いてくるのは遠い草笛の音
かすかに聞こえているそれは
やがて消えていくのだろう


遠い山里を歩けば
あなたが吹く草笛の音色
私にはできなかった
でもあなたは笑顔でいた
寄り添う二人がそこにはいた


できないことは仕方がない
そう 草笛のように
ほほ笑んでいればそれでよかった
手をつないで歩く小道
そんな事さえ思い出の中に


夏の陽に照らされて
二人は歩いていた
後ろに映る影の事など気もつかずに
前を向いて歩いていた
それだけでよかった


桜が咲いて
桜が散って
桜の葉が茂るころ
見上げながら言ったこと
忘れてなんかない


この恋が終わったことを
その時に知った
夢が段々消えて行く
できないことは仕方がない
身を引くだけの私だった


吹けなかった草笛
あなたからの愛の贈り物
もう壊れてしまったけど
なによりもいとおしい
夢の1ページとしても

アバター
2016/02/03 14:30
Fx-sigekさんへ
コメント、ありがとうございます。
桜は花が散るその時まで、自分の命を知って咲くんだと知りました。
いつかは散っていくけれど、たくましい命を持っています。
恋もそんな命を持っていたいですね。
いつかは散ってしまうのかもしれないけど…。
アバター
2016/02/03 09:35
そういえば、もう2か月もすれば桜の季節ですね・・・
桜の季節は、風が強く、雨も降るのに、
それでも満開になる時は
はかなさと、強さと、嬉しさと、さびしさ。
その時の心模様で、見え方も、見た時の
感情も変わりますよね。

きっと桜は去年散った時から、そして葉を茂らした初夏からずっと貯めてきた想いがあるのかな
でも決して表には出さず
見る人に、言いたい言葉を譲ってくれているのではないでしょうか。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.