流れる季節
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/02/23 10:22:26
「待っててくれる?」
あなたはそう言ったけど
それから流れて2年
私はいつまで待てばいいの
どこへ行ったのかわからないあなたを
二つずつの季節を重ねて
気持ちは変わってないけれど
揺らぐ時もある
そんな事をあなたは知っていたの
あなたの心はどうなの
何も置いて行かなかったあなた
連絡も取れない
ただ声が聞こえたらいいのに
それだけで暖かくなれるのに
ならない電話が恨めしい
忘れて欲しくない
そう思うだけでいい
それを知ってくれるだけでいい
そうしたらここに立っていられる
あなたが去って行ったここに
もうすぐ花の季節が来る
その前の寒さの中で
心にも隙間風が吹いて
冷たい言葉を言うばかり
「もう帰って来ないのさ」
長い髪を切らないでいる
会ったときにすぐに分かるように
いつになるのかは分からないけれど
もし待てなかった時には
短く切ってしまうわ
だから来て
お願いだから来て
声を聞かせて
抱きしめて
たったそれだけでいいから
また春が来る。喜んでいいのでしょうか。
2年は長すぎます。早く帰って来て欲しい…。
辛いですね。日記帳には何が書いてあったんでしょうか。
繰り返し呼んではより悲しみが増えると思いますね。
今日紅梅の開花に気付く
嗚呼また春が来たりぬ
君を恋しく思う春が
あくまで男性でしかそんな気持ちには慣れないだろう?
女性の気持ちを考えていない男性…
密かに置いてあつた日記帳を見なければよかつた。(俺の経験ですが…)