今日は20代でブログを書いてみようと思う。


僕は常々「大人だね」と言われて生きてきた。

その歳のわりには大人びた思考をする、という意味である。

僕はいつも周りより大人だった。

いいことのように聞こえるかもしれないが、僕はそれが苦痛だった。

自分が完璧な人間ではないことを自分でもよく知っていたからだ。

生意気だと言われいじめられたので、子どもっぽく振舞う術も身につけた。

冷めているのを気取られないようにいつも笑顔でいるようにした。

ある日心が壊れて、自分は一体何が悪かったのだろうと考えるようになった。

自分を変えることはできても周りを変えることはできないと言われ、自分を責めることで解決策を探そうとした。

そして僕はより一層、心を壊した。

ある日、僕は自分を責める気持ちを全部捨て、周りが悪い！自分は悪くない！と叫んでみた。

涙が溢れ、心が癒されていく気がした。


僕は綺麗事や正論は生きていく上で欠かせない、大切な道しるべだと思っている。

ただし、それを妄信しこれでなければならない、という思考に陥ってしまった時、それは誰も救われないただのトゲだらけの道になってしまう。

周りを変えるには自分を変えるしかない、という言葉も、ある人によっては向き合うべき言葉であるかもしれないが、ある人によってはただ傷を深くする言葉でしかない。

言葉は人を選ぶ。

綺麗事を蹴っ飛ばし、僕はあえてこっちの道を選ぶ、ということもできるのだ。

誤解されることもある。綺麗事に無理やり戻そうとする人もいる。僕が悪者に見える人もいるだろう。

構わない。そういう人は僕を救ってはくれない。

救ってくれない人の言うことを聞く必要なんてないのだ。

僕は覚悟を決めた。



心を壊し時間が止まった10代。

覚悟を決めた20代。

僕はまだ20代の前半。これからまた何を学んでいくのだろうか。


そう思う今日この頃。