天災は忘れた頃にやってくる
- カテゴリ:日記
- 2016/03/12 09:56:30
アレから5年経ちました。
去年もやりましたが、震災が起きた2日後に自分がブログに書いた事をそのまま載せます。
自分の中でも、記憶が風化しかけてました。イカンなぁ・・・。
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2011年3月11日14時46分ごろ、三陸沖を震源に国内観測史上最大のM9.0の地震が発生した。
職場はJR東京駅付近。自宅はさいたま市。
JRは11日は終日、運転を取りやめたので、「帰宅困難」になった。
幸い「原則、泊まるように」という指示が出た(出なかったら、拝み倒すつもりだったが)上に非常食セットも配布されたため、水と食料には不自由することはなかった。
さすがに寝る所は、普段使っている席しかなかったが、自宅まで歩く(約30キロ)よりははるかにマシだ。
翌12日は、JRも少しずつ復活してきたので、7時くらいに職場を出て、動いている電車を乗り継いで、10時すぎに帰宅。長い道程だった。
まだ現在進行形だが、ひとまず振り返ってみる事にしてみた。
こういう経験をした人間がこういうモノがあった方がいいと思った、ということで防災グッズをそろえようとしている人は参考にして欲しい。
Ⅰ.モノ系
1.普段から持ち歩いた方がいいもの
あくまで外出先から自宅、または最寄りの避難所までの一時しのぎ用として
(1)水(水筒)
(2)食べ物(カロリーメイト等、水なしで食べられるもの。少量で満足感を得られるもの)
(3)携帯電話の充電器(乾電池式)
(4)(冬ならば)防寒シートや使い捨てカイロ
(5)笛(存在を知らせる合図)
*水と食べ物は、店では売り切れて、買えないと思った方がよい
2.緊急用持ち出し袋用として
(1)水
(2)食べ物
①カロリーメイト等の水なしで食べられるもの
②水でも調理できるもの
*お湯は必ず確保できるとは限らない。
水でも調理できるタイプのものがあるが、お湯で作るより時間がかかる。
が、こういったものがあると「食事した」という実感も湧くので、バランスよく
(3)携帯用トイレ
(4)ヘルメット
(5)小型テレビ、または小型ラジオ(共に乾電池式)
*停電時、情報が入ってこないとツライ。
(6)乾電池
(7)懐中電灯
*単一電池を使うタイプは、強力だが、電池がすぐ売り切れたりするので、乾電池のストックがなければ単三電池を使うタイプにする
→実際に地震後、電気屋を巡ったが、どこも見事に単一電池だけ売り切れていた
→手動や太陽光で充電(乾電池以外の電源も持っているものの方がベター)
→屋内で白っぽい壁・天井に光を当てると反射して全体的に明るくなる
(8)火をつけるもの
マッチ、ライターなど
*使えるかどうか、定期的に確認
(9)防寒用品(毛布、使い捨てカイロ)
(10)救急セット
(11)ガスコンロ
(12)湯たんぽ
(13)水などを(電気を使わず)保温できるもの
魔法瓶、水筒
(14)ポリタンク
Ⅱ.やっておいた方がいい系
1.自宅・職場周辺の避難場所(の探し方)の確認
2.通勤ルート以外の自宅までの電車・バスのルート
3.歩いて帰るルート
*3は実際に歩くかは別として
4.緊急用持ち出し袋内のものの定期的な整理
→賞味期限切れのものがあったりするので
5.災害用掲示板の使い方
*そもそもネットにつながりにくい事が多いが、あればあったで、便利なので
よく考えれば、他にもいろいろあるとは思うので、少しずつ追記していく。
2011/03/15 追記
・直接的な被害がなくても、地震発生当日、翌日は生活必需品(食べ物など)が店で買えない、と思った方がよい。
・店が開いていても、銀行が開いておらず、おつりが用意できないというケースもあるので、現金はあっても万札ばかりだと使えない場合がある。
「熱さ」を忘れてしまうのは、やむを得ないですが、5年くらいでは忘れたくないですね。
とは言うものの、記憶が薄れているのも事実・・・。
>まっ赤な☆りんごさん
いつまでも気を張ってるわかにもいかないですが、防災グッズとかの定期的な点検は
大事ですね。
>カトリーヌさん
スーパー、コンビニの棚に商品が並んでいる光景が当然、といつしか思い込んでいたんですね。
品切れが山ほどある、というのは地味に衝撃的でした。
あの時は、スーパーやコンビニから、
モノが無くなって困りましたもの。。。。
何度も点検することが大事ですね。