ある地方の4月23日は・・・・
- カテゴリ:イベント
- 2016/03/15 00:35:00
さて、私個人の記念日ではありませんが、
4月23日はスペイン・カタルーニャ地方で”本の日”とされ、
日本でも子供図書の日、となっています。
実は本来はドラゴン退治の聖ゲオルギオスの日であり、
本とは無関係に赤い薔薇を送る日だったらしいのですが、
スペインを代表する名作『ドン・キホーテ』の作者セルバンテス命日が1616年4月23日
そしてイギリスの劇作家シェイクスピアの没年が1616年、生まれた日が4月23日、と
二カ国の巨匠の偶然の一致にちなんで、1923年からカタルーニャ地方で始まったらしいです。
まあ日本のバレンタイン~ホワイトデーの風習も近年のものですし、
特に本に関してはこじつけてもこういうイベント増えるのは良い気がしますねw
はい、食品はメーカーがCMを使って広げるのに、
本や出版物はなかなかそうはいきませんからね>大手の漫画くらい
もっと本や活字を広めるイベント増えて欲しいですね。
>澁澤龍彦「あらまほしき悪女」
情報ありがとうございます!私の持ってる『世界悪女物語』もほぼその内容と同じ事が書いてますね。
カテリーナ・スフォルツァは今度調べてみますね!波乱万丈の王族と言うと
カトリーヌ・ド・メディチと娘のマルゴなどは、母娘揃って陰謀愛憎劇の中で一生をすごしてますね。
ヨーロッパでは日本よりも本や印刷物が貴重な期間が長かったので、
やはり本の日が制定されるのが早かったのかな?とも思います。
昔のヨーロッパは手書き写本、印刷技術が出来てもごく少数の工房しかなかったようですし、
日本の浮世絵が陶磁器の包み紙に使われてて、ヨーロッパ人が驚いて
その後浮世絵も輸入し始めた、というのもありますね。
シェイクスピアの誕生日に関しては、
4月23~26日と説があるらしいので、ちょっとご都合主義入ってますねw
しかしながら、英語古典文学の最高峰と、スペイン語古典文学の最高峰の
シェイクスピアとセルバンテスが同年に亡くなるのは確かに奇妙な符合で、
なおかつ、両名とも謎に包まれた人生だったのも面白いですね。
日本は「わかりやすい食べ物」が絡んだイベントは浸透しやすいんですけどね~、バレンタインとか恵方巻きなんかは典型ですね。
ところで澁澤さんはご本人のロマンティストの面を発揮して「あらまほしき悪女」を著しましたが、ルクレツィアは残念ながら一生変わらず「善良で愛情深く献身的」な女性でした。
悪評は完全に父と兄のトバッチリです。
2人に襲われて瀕死の重傷を負った夫から片時も離れず(もちろん犯人を知ってたので警護も兼ねて)看病し回復してきたのに、父親に呼び出されてちょっと離れた隙に兄の手によって夫を殺されてます。
そんな目にあったにも係わらず、兄が囚われて殺されると言う時には、あちこちに助命・援助の嘆願の手紙を送っていますし。
兄の死後「ボルジア家の娘」という利用価値が無くなっても穏やかな結婚生活を送り、若くして彼女が亡くなった時は夫はたいそう嘆き悲しんだとも言われているので、魅力的な女性で良き妻だったのは間違いないでしょう。
ボルジア家に生まれてなければ幸せな生涯を送れた可能性は高いけれど、歴史に名を残す事もなかったでしょうね。
どっちがいいのか、多分本人は穏やかな一生を送りたかったと言いそうですが。
同時代のカテリーナ・スフォルツァなんかは紛れもない悪女ですがww
ブログのコメントなのに、長文失礼いたしました。
子供図書の日も理由も知らなかったです。
また一つ物知りになりました♪
ありがとうございます(*´˘`*)♡