卒業式
- カテゴリ:学校
- 2016/03/18 17:59:26
今日は末っ子の卒業式だった。
小学校だ。
上の子と6学年違うので、私にとっては12年間の小学校生活だった。
自分の母校でもないのに、校歌だって空で歌えてしまう。
引っ越してからは駅に行く途中で校庭が見える。
そんな学校だった。
自分の卒業式に良い思い出はないが、今の卒業式は歌が豊富でとても美しい。
幼稚園の卒園式は、がんばる子ども達にとても感動したのを覚えているが、小学校の卒業式も、今のその子達のせいいっぱいが伝わってくる。
祝辞のたびに一糸乱れず立ち上がる姿。
君が代の次の横浜市歌は、前の歌と違い、指揮も歌声も生き生きしている。
(横浜市民はことあるたびにこれを歌うのだ。ちなみに同曲をアレンジしたダンスもあり、6年が体育祭で踊る)
卒業証書のいただき方も皆きびきびとして、150人近いと言うのにまったく乱れることがない。
だが、卒業証書をいただいた後の『門出の言葉』が一番のメインだ。
今回はこの中で5曲が歌われた。
道標
友~旅立ちの時
最後のチャイム
翼を抱いて
広い世界へ
翼を抱いては5年生の曲、広い世界へは5,6年がともに歌う。
道標ははじめて聞いたが、なかなか良い曲。
旅立ちの時あたりから、ハンカチを目に当てる人が多くなる。
最後のチャイムは、歌いながら声がつまっている子が目立ってくる。
五年の歌う翼を抱いてを聞きながら鼻をすすり、涙ぐむ子供たち。
最後の曲は力強く、だが指揮を採る先生の目も潤んでいる。
そんなに雑音も混じると言うのに、本当に美しい歌声だった。
伝統的に音楽の先生が熱心な学校なのもあるが、みんな美しいメロディをつづろうと、とてもやわらかい、でも力強い声を出していた。
自他合わせてたくさんの卒業式に参加したが、初めて涙腺が緩んだのはこれで最後の小学校と思うからか。
それとも単に花粉症が始まったか。
退場する子供たち、半数以上の目が潤んだり泣いた跡があったりした。
真っ赤な頬をした子が多い中、息子の頬は誰よりも赤かった。
先生方の目も潤んでいた。
クラスに戻っても盛大に泣いたらしい。
ありがとうございます。
私、実は仰げば尊しも蛍の光も歌ったことがありません。
丁度端境期だったようで・・・何を歌ったのかも覚えていないのですが・・・。
ただ、卒業式はつまらないもの、と思っていました。
上の二人は「どうせみんな同じ中学に行くし」と冷めたものでしたが、末っ子の学年は感情爆発の子が多いのでしょうか。かなり泣いている子が多かったです。
うちの子はものすごく目立つ子だったので、保健の先生にまで「本当におめでとうございます」と言われました。
こちらこそ、お世話になりました。
お母さんにとっても感慨ひとしおだったことでしょう。
私らの小学校卒業のときには校歌と「仰げば尊し」「蛍の光」くらいしか歌いませんでした。
儀式、通過儀礼という感じで、セレモニーとして感動を呼ぶものではありませんでしたから、
隔世の観がありますね。
4月からは楽しい中学校生活を送られることをお祈りしています^^b