社長訓示「新年度に向けて…あ、負けた」
- カテゴリ：仕事
- 2016/04/01 14:04:46
4月になりました、新年度です。
我が「弱小零細吹けば飛ぶよな将棋の駒・悪徳不動産株式会社」も、
新年度、新たな事業計画を持って、中長期展望に臨んでいきます。
・・・と、勢い聞こえの良い「新年度の抱負」ですが、
積年の夢である「サ高住」（サービス付き高齢者住宅）・・・、
え？だれ？もう諦めたのかと思ってたって？
諦めてない、諦めてない。
なんせ、自分の将来がかかっているんですもの。
「自分が入居したいサ高住」を作るのが、わたしの夢です。
ところが、こちらがカタツムリの歩みのごとく準備をすすめていると、
何と、大企業がその資本力、その技術力を生かして、
総合的な大規模「高齢者施設」を展開するらしいことが分かりました。
ズバリ，Panasonicです。
昨日の夜、珍しく寝付けなかったので、
久しぶりに見た「WBS」（ワールドビジネスサテライト）だっけ？
で、特集をやっていました。
ああ、これには、かないそうにありません。
電動車いすになる介護用ベッドや、
テレビゲーム感覚でできるリハビリマシーン、
Panasonicは住宅（パナホーム）も手掛けてますので、
一流ハウスメーカーとしてのノウハウも最高級です。
しかも、介護する側の職員たちの福利厚生や人材養成まで、
あらゆる点が、計算されつくしています。
わたしも、不動産業の場末の片隅の末端に、ちょこんと鎮座していますので、
業界関係には、それなりに詳しいつもりでいます。
パナホームは、数年前、サンヨーホームを買収しています。
そのサンヨーホームは、またそのむかしクボタハウスが吸収されたところです。
今は、記憶にある方も少ないと思いますが、
クボタハウスというのは、日本地質学会でも格段の功績があり、
自費で日本の地質学の原点である調査資料を出版していた名門です。
「アーバンクボタ」というタイトルの雑誌でしたが、
たいていの地質学者また大学、博物館は、この雑誌を収蔵しています。
今は、手に入らない最高級の研究文献でした。
クボタは，企業としての営利追及のみならず学究の徒としても最高の会社でした。
（翻せばそういうわけで、吸収合併されてしまったんでしょう）
そのクボタハウス、じつは我が「吹け飛び株式会社」、
賃貸住宅として1軒、所有しています。
この家が、また素晴らしい設計なのです。
限られた建築平米の中で，動線上の無駄が全くありません。
デッドスペースになるところが、畳1畳分もないのです。
完璧な設計だと言ってもいいでしょう。
「吹け飛び」所有物件の中でもピカイチ・超一級の設計です。
先月、屋根及び外壁塗装をやり直しましたが、
築40年経っても、屋根材はヒビ一つ、入っていませんでした。
このクボタの精神は、サンヨーホームに受け継がれ、
今はそのすべてはパナホームの血と肉になっているということです。
そこが介護部門に乗り出します。
もう、うちは太刀打ちできません（太刀打ちしようと思ってたのかって？うん）
ハード（箱もの）のパナホーム、
ソフト（電気機器）のPanasonic、
人材まで総合的に養成されるのであれば、
もう一人勝ちも目に見えているでしょう。
鈴ちゃんが、隣で高いびきをかく中、
夜中にポツンとテレビを見ていたわたしは、
「あ、負けた」とつぶやいてしまいました。
・・・新年度そうそうなのに。
勉強になりました
特に
企業としての営利追及のみならず学究の徒としても最高の会社
というところが琴線に触れました
昔の大河内所長だったころの理研みたいな感じですね
そういう会社が存在できるような世の中だと良いのですが・・・
なかなか難しいですね
以前、１DKの6世帯マンションを計画したとき、
建築費は6000万でした。
その規模で行くと、Panasonicの料金設定では、3世帯でペイできます。
じゃ、6世帯分でPanasonicの半額になるかというと、
それでも1250万の初期費用が必要で、
1250万を入居費に充てられるほど、うちの信用度・知名度が無いのが問題です。
せめて、入居費用1000万、月々の経費食費込みで1２万で運営できれば、
何とかならないでもないですが、
それでも専任護士などの人件費は難しいと思います。
要するにそれだけ支払える人は、
今のご自宅でお手伝いさんを雇えば、何とかなるからなんです。
とても爽やかなご提案、ありがとうございます。
昨今、シェアハウスなるものが台頭し、
若者たちがトレンディドラマのごとく、生活している・・・という風聞がありますが、
実際には、人間関係の揉め事や、占有権・モラル・マナーなどのトラブルが後を絶たないようです。
「サ高住」となると、それに輪をかけて、
頑固な年寄り、肩書き主義などが加わるので、
できるだけプライバシーを保護し、一人になれる自由を提供したいと考えているのです。
年寄りって、不思議なことに、集まるとケンカするんですよ～。
終の棲家ぐらい、人間らしく自由に生きたいと思いませんか？
相手の尊厳を尊重できる、文化的な集団生活が目標です。
大手企業の提供するサービスはどうしても割高になってしまいます。
はなこさんらしい現場主義的な視点でいけば十分に勝機はあるのでは、
と想像してしまいました。勝手ながら応援しています。
長屋風 シルバービレッジなんていかがでしょうか？
住民どうし目配りができて、買い物や病院の付き添いなど
ちょっとしたことなら お互い助け合うような・・・
人数がいれは 公的サービスを受けるのも いろいろ検討・交渉できる
ような気がするのですが・・・
＜＜＜負けた って
すずはなさん、ココと勝負するような施設を目指していたの？
うん。
確かに。
だけど、設備は良かったよ～。
わたし的には、部屋の中に風呂が欲しいとこだけどね。
ま、歳いったら、一人で入ることもままならないから共同なのかなあ。
さすがっ！
あれは、面白いよねえ、タメになるよね～。
あそこにいた男前のコメンテーター、盗撮マニアかなんかだったんだよねー。
人間、外見で判断しちゃいけないって、学んだテレビだったわー。
え？そこ感心するとこじゃない？うん、そーかも。
月額47万円、ニョーボと二人だと86万円
しかも別途諸経費あるそうな
1億円あっても１０年もたないのかあ・・・
まあ、そんなに長生きするつもりも
長生きできるとも思っちゃいないけど。
負けた って
すずはなさん、ココと勝負するような施設を目指していたの？
どんなに素晴らしい老人ホームができたって、高すぎる敷居を超えることが出来ないわぁ。
貧乏人はそこいらへんでさっさと死んでしまえば良いという世の中ですもんね。
はいはい、パナソニックに栄光あれー！金持ち老人に長寿の幸あれー！！
「コレは…おそ松さんとのコラボだね」「そーだね」という会話を妹としたのです。
そしてばっちり見逃しました。２人して！
「おそ松さん」で、ファミマがどんだけ儲けたのか、知りたいところです。
金持ちだけをターゲットにしてる。
80歳からの入居一時金が2500万以上で月額利用料が17万円だって・・・。
そうか、
老人マーケットの上澄みだけ、すくいとる商法なんですねー。
経営としては、成功ですねー。
なるほどねー。
あの会社は、ちょっと見所があると思ってました（うえから目線♪
え？
ここで読んだことなんて「勉強」になんて、なりませんよ～。
ケンカと挫折の繰り返しです。
反面教師にしてくださいね～。