ナゴルノ紛争、停戦で合意後アルメニアに死者60人
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- 2016/04/07 02:07:20
【モスクワ時事】旧ソ連のアルメニアが事実上支配するアゼルバイジャン領内のナゴルノカラバフ自治州をめぐる紛争で、アルメニアとアゼルバイジャンの双方は5日、停戦で合意したと発表した。停戦は5日正午(日本時間同日午後5時)に発効した。
ただ、双方が停戦に条件を付けるなど見解の相違が残っている。アゼルバイジャン側は新たな占領地域の防衛を強化し、アルメニア側は撤収を要求。現地では双方が義勇兵や重火器を増派しており、事態の推移は予断を許さない。
これに先立ち、ケリー米国務長官は4日、アルメニアの後ろ盾のロシアのラブロフ外相と電話会談した。双方は「和平努力を活発化する」ことで一致していた。インタファクス通信によると、停戦合意はロシアが仲介した。
アルメニアは4日、義勇兵を乗せたバスがアゼルバイジャン軍のドローン(小型無人飛行機)に攻撃され、7人が死亡したと発表した。
1994年の停戦合意後最大規模の軍事衝突は、5日で4日目に入り、双方の死者は計55人になっていた。周辺住民も戦闘に巻き込まれ、国連によると、民間人3人が犠牲になった。(2016/04/05-21:59)
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016040500671&g=int
アゼルバイジャン共和国は南コーカサスに位置する一党独裁制の国家です。
総員10万3,500人の兵士を配置し、年間4億4600万米ドルの予算で運営され、80隻近い艦船と、500両以上の戦車、300期以上の航空機を持っています。
アゼルバイジャンで採用されている無人機は、イスラエル製のエルビット・ヘルメス450で、20時間以上の飛行能力を持ち、ヘルファイアミサイルを発射する能力を持っているとの事です。