たくましく生きろ。
- カテゴリ：日記
- 2016/04/12 20:43:27
さて、今日は、
Pamちゃんのご要望の 恋と軍艦 は、未読なので～(苦笑)
尾崎かおりせんせいの、人魚王子 です。
2013年の 神様がうそをつく。は、
今の世相を映して、厳しい社会状況にさらされて
傷つきながらも必死に生きようとしている子供達への
愛に満ちた(たぶん母親としての)視線で描かれた作品です。
最後のページで泣いちゃったりしたんですが、
今回は、1冊にいろんな物語が入った中編集です。
せんせいの初期作品の短編集ナイフを読んでみたり、
初期の長編、ピアノの上の天使 なんかで感じる
生きることへの苦悩や、死に憧れてしまう若い感性とは
180度違うメッセージです。
やさしく、力強く、生きろと背中を押してくれる言葉、
表題作は本の後ろ半分がこの作品です。
沖縄のどこかが舞台で、中学生の男女が主人公。
それぞれに家庭の事情があって、
男の子は姉と東京から移り住み、姉の彼氏？旦那さん？と一緒に住んでて、
女の子は両親が離婚して母と共に母方の祖母の家で暮らしてる。
お互いに相手を思いやり、仲良くなってゆくんだけれど、
ある日波の高い日に事件が起こって、人を助ける願いをかなえてもらうために、
ふたりは決死の覚悟で、願いをかなえてくれるという伝説の人魚のもとへ行くことに、
日常のコミカルな描写の中に、子供達の戸惑いや屈託が隠れていて、
どこか素直になれない、あの時期の自分とか思い出してしまったりして、
自身の意思とは違うところへ、流されている様に感じてしまって、
抗う気持ちだけが膨らんで、爆発しそうになってしまう。
いじめを苦に自殺する子供達、
いじめと判っていても止められない子供達、オトナ達、
それでも、生きていて欲しい、
思い通りに行かなくても、大きな流れに流されてても
苦しくて逃げ出してしまいたくなっても、
生きて欲しい。
最後の方のページの、かわいらしいおばぁの後ろ姿や、
孤独でも誇り高い人魚のシルエットに、
まだ言葉足らずな気がするけれど、
たくましく生きること、生き続けなければならないと、
言われている気がしました。
苦しくても生きていれば、他の人の苦しみを判ってあげられる、
助けてあげられるかも知れない。
だから、どこまでも、どこまでも、生きて行かなきゃならないんだ。
他の収録作品 ゆきの日 もよかったなぁ～
図書館勤めっていいなぁ、司書の資格も欲しかったなぁ～
とか思ってしまいました。
そしてイノシシの子はたくましい。
登場人物達の名前はどこにも出てきません。
まぁ、かわいー
人里に降りて来たイノシシ達のことを
どんな風に人は思うのでしょうか。
助け合うべき隣人(隣イノシシ)か、
食料か？迷惑な邪魔者か、
人が居なくなった街に、
いろんな動物たちが住み着いて
人の文明の痕跡が消えて行く、
人がたくさん住んでいる街中では、
動物達は生きられない。
(もちろん、例外はありますが、笑)
人口減少が続いて行くとしたら、
わたし達は共存できる様な道を
探らなければならないのかも知れませんね。
この物語の中に出てくるのかな？
子供時代にイノシシ（うり坊）観たけど
超可愛かったよぉ～
後 瀬戸内海だかどっかの島から島へ泳いで渡るってのが
以前TVで流されてて
イノシシってあんな長い距離を泳いで渡るなんて凄い！って
思ったわ(●´ー`●)
イノシシみたいにたくましくならなきゃねｗ
みつけたら拾ってみよーっと。
http://www.kankou-shimane.com/ja/shimanekko
う～ん、なんでねこ？
しまねっこ、島根県観光キャラクター だ、そーです。
屋根の上に特徴のある木組みが乗ってて、
出雲大社のお社の屋根を被ってるんですね。
人魚王子と…どーゆー接点があるのかは、
今のところ不明です。
同じよーに画像検索したら…
件の画像はどこにも見当たりませんでした。
か、代わりに、BLな人魚姫(？)画像がぞろぞろと…
検索した履歴でこーゆー差が出るんでしょーかー？
わ、わたしはBLモノなんて検索したりは…してません。
たぶん(苦笑)なぜだぁ～！＞＜
＞苦しくても生きていれば、他の人の苦しみを判ってあげられる、
助けてあげられるかも知れない。
そのとおりだと思ったー
マーヤって優しいね＾＾
ところで
人魚王子ぐぐってみたら出てきたこのネコさんが気になる〰
http://scontent.cdninstagram.com/t51.2885-19/s150x150/12543097_196696290683625_278919363_a.jpg