朝鮮がミサイル発射も失敗か
- カテゴリ：ニュース
- 2016/04/15 20:58:36
韓国軍やアメリカ政府当局者は、北朝鮮が１５日明け方、東部から日本海に向けてミサイルの発射を試みたものの、失敗したとみられると明らかにしました。
韓国軍の合同参謀本部は、北朝鮮が１５日明け方、東海岸地域から日本海に向けてミサイルの発射を試みたものの、失敗したとみられると発表しました。
これについて、韓国の通信社、連合ニュースは、北朝鮮が、東部のウォンサン（元山）から新型の中距離弾道ミサイルの「ムスダン」を発射し、失敗したとみられると伝えましたが、韓国軍はこれまでのところ、ミサイルの種類などについては明らかにしていません。
また、アメリカ政府の当局者も、ＮＨＫの取材に対して、北朝鮮がミサイルを発射し、その直後に爆発したもようだと明らかにしました。この当局者は、ミサイルの種類について現時点ではっきりはしないとしています。アメリカ軍は、日本やその周辺に配置したレーダーで収集した情報を基に分析を急ぐものとみられます。
外務省 情報収集進める
外務省関係者は１５日午前、記者団に対し「報道は承知している。事柄の性質上、コメントは差し控えるが、北朝鮮の核やミサイルに関する動向は日々警戒し、情報収集を進めている」と述べました。
防衛相「さらなる挑発否定できず」
中谷防衛大臣は閣議のあとの記者会見で、「わが国に飛来する飛翔体は確認されておらず、わが国の安全保障に影響を与える事態は発生していない。北朝鮮が、国際社会からの圧力の高まりなどに反発して、さらなる挑発行動に出る可能性も否定できず、引き続き情報収集や警戒監視に万全の態勢で臨む」と述べました。
また中谷大臣は、韓国の通信社が新型の中距離弾道ミサイル「ムスダン」を発射したとみられると伝えたことに関連して、「『ムスダン』は移動運用が可能であり、発射の兆候を事前に把握するのは困難だ。北朝鮮は弾道ミサイル関連の能力を向上してきている」と述べました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160415/k10010480651000.html
