中谷防衛相「戦闘機開発の技術力確保にメド」
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- 2016/04/26 18:43:34
中谷元(げん)防衛相は22日午前の記者会見で、未来のステルス戦闘機開発への第一歩となる「先進技術実証機」(通称・心神)が初飛行したことについて、「将来の戦闘機を開発するために必要な技術力の確保にメドをつけるもので、大変重要な意義を有している」と指摘した。「航空機産業全体の技術の革新や、他分野の応用に期待が持てるものだ」とも述べた。
http://www.sankei.com/politics/news/160422/plt1604220019-n1.html
X-2は、日本の防衛装備庁が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機で、「X-2」という型式は1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)に技術研究本部で実験に供されたサーブ・サフィール91Bを使用した高揚力研究機「X1G」に続く飛行機です。
2016年1月28日に型式が発表されるまでは、先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X) が正式な呼称で、またプロジェクト初期には部内で富士山を意味する「心神(しんしん)」と呼ばれていましたが、型式発表時点で心神という名称は使用されなくなったものの、一部メディアでは依然として心神という通称が使われています。
またエンジンはIHIが「実証エンジンの研究」によって開発されたXF5-1を2機搭載し、推力重量比が8程度といわれています。